2012-01-01から1年間の記事一覧
宣長の紫文要領には 光は此の君の諱のやう也。高麗人のつけ奉りたるよし、桐壺の巻に見ゆ。 とある。しかし、wikipedia には 「光源氏」とは「光り輝くように美しい源氏」を意味する通称で、本名が「光」というわけではない。 などと書いてある。 たとえば岩…
wikipedia 皇位継承 後三条天皇は、皇統統一をより強固なものとするため、生前に直系男子へ譲位し、上皇として政務に当たることを目論んでいた。後三条天皇はその実現の前に没したが、その直系男子の白河天皇は後三条天皇の遺志を継いで、上皇となって事実上…
後三条天皇が崩御し白河天皇が即位したのが1073年、 1075年には勅撰集編纂の命が藤原通俊に下り、 同じ年、殿上歌合、また続いて内裏歌合などが続いて催される。 1073年以前には公式の歌合が行われた形跡がない。 思うに、後三条天皇は和歌にはほとんど関心…
藤原頼通は道長の長男、教通は五男で頼通の同母弟。 能信は四男、頼通の異母弟。 頼宗は道長の次男。 後三条天皇は後冷泉天皇の弟だった。 頼通は養女・嫄子を天皇の中宮に入内させる。 教通も娘・生子を女御として入内させる。 頼宗も娘・延子を入内させる…
ハイディとセバスチャンはフランクフルトを出てバーゼルまで来て、そこで一泊。 翌朝バーゼルからおそらくチューリッヒで一度乗り換えてマイエンフェルトまで来た。 マイエンフェルト駅についたときに「マイエンフェルト!」という叫び声がして、二人は降り…
定期検診の結果だが、特に問題なし。 しかし、LDLコレステロール値が高い状態が、退院後ずっと続いている。 まったく身に覚えなし。 今飲んでいる薬の副作用ではないのか。 γ-GTP などまったくの正常値。 今は週二日は休肝日あるからな。
いいちこのキャッチコピーに見つけた。李商隠の嫦娥という詩。 雲母屏風燭影深 長河漸落曉星沈 嫦娥應悔偸靈藥 碧海青天夜夜心 わかるようでわからない。長河が天の川だというのはわかるのだが、夜の情景かと思うと青天とある。夜空を青天などというだろうか…
『上野介の忠臣蔵』を読み進めてみたのだが、 吉良義央が畳の縁の模様が有職故実と違うから取り替えろと命じたとか、 そんな細かな家元みたいな指導を浅野長矩にしたのだろうか、 それが遺恨なのか、 非常に疑問だ。 古来天皇家と武家の間には遠い身分の隔た…
ドイツ語版WikipediaのSargans駅の歴史 など読むとわかるが、チューリッヒからサルガンスまで鉄道が通ったのは1875年。 ハイディの作者のヨハンナ・シュピリは弁護士の夫と一人の息子とともにチューリッヒに済んでいて、1871年から執筆活動を始めていた。 お…
群馬には訛りがない。栃木や茨城は訛りがひどいという。いわゆる東北弁だ。 群馬に近い長野にも訛りがないという。 静岡も神奈川もけっこうなまっている。 東京の山の手言葉が長野群馬から来たということを意味している。 なぜか。 ずばり、ここが足利氏の故…
ハイディのドイツ語原文を検索しても、Bahnhof Maienfeld というものは出てこない。 Bahnhof という単語は一箇所だけ出てくる。 ドイツ語の Wikipedia を調べていると、どうもマイエンフェルト駅とかラガーツ温泉駅などというものは当時はなかったらしく、最…
清水義範は名古屋の出身なので吉良氏にはかなりシンパシーを感じているようだが、 その「上野介の忠臣蔵」を読んでみると、彼でさえ、 吉良氏がなぜ武家の中で家格が異様に高いのか、 ということをうまく説明できていないように思われるのである。 吉良氏が…
のんびり西遊記など読んでいたのだが、なぜかインドのめちゃくちゃなストーリーのCG映画を思い出した。 思うにこれらは根っこは同じなのかもしれない。 西遊記はどう考えてもこれは道教、というよりヒンドゥー教かなんかの影響が濃い。 こんな無茶なストーリ…
アルプスの少女デーテが未だにPVを伸ばしていて、 ほかのはほとんど読まれてないか、 デーテのPVが特に多かった時についでに読まれているという感じだ。 googleで「デーテ」で検索すると上位二番目に来るところまで来た。 他の Yahoo や Bing ではこうまでな…
フィードを全文でなく要約だけにした。 別にPVをふやそうとか色気をだしたわけではない。 私の場合公開してからたびたび加筆修正するので、 フィードリーダーだけで読まれると困るからなのだ。
室町時代の勅撰集を、滅び行く王朝文化の最後の残照、などと表現することがある。 応仁の乱で、勅撰集とともに王朝文化は途絶した、王朝文化とともに寿命を終えたと。 いくら延命措置を施しても無駄だ。 これは丸谷才一的解釈。 正岡子規は、だいたい同じだ…
詩とかポエムとか言って、一言で詩とは何か説明できる人はいないと思う。 広辞苑では、いろんな定義があってその最初が中国の韻文の一つであるという。 では韻文とは何かといえば、韻を踏み声調を整えた文であるという。 はてそうだろうか。 書経には 詩言志…
西遊記を読み始めたのだが、昔読んだときと違いすごく面白い。 昔は、いちいち漢詩が出てくるところがうざかったのだが、 漢詩がわかってくるとそれがまた余計に面白い。 原文で読みたくなる。 こういうのは子供のころはただ苦いまずい臭い食べ物や飲み物が…
真夏に生ビールを飲むと店によってはまずいことが多い。うまいと思っていた店が急にまずく感じることがある。 いろいろ考えてみるに、タンクは常温で設置されていて、それがビールサーバーで冷やされて出てくるのだから、 気温が低ければタンクがたとえば一…
酒もコーヒーもずっと毎日呑んでると効かなくなってくる。 同じように毎日薬を服用していると数ヶ月で効き目がなくなるのじゃなかろうか。 それでもやはり飲み続けなくてはならないのだろうか。 まあいいけど。
飲食業界では当たり前のことなのかもしれんが、つらつら考えるに、 飲食店で最近喫煙のところが多いのは単に食後一服している時間がまったく儲からないからだろう。 その時間が十分か十五分であったとしても、全体では大きな損失になる。 売り上げをきちんと…
思うに、携帯電話もテレビも、電波時計の電波も、すべて電波というものは、静止軌道上の人工衛星からふらせれば良いのではないか。 BS放送は全然普及しなかったというが、 それはBSが出てきたのがアナログ地上派の普及率がほぼ100%のときだったからであり、 …
ゲームはマイナスのイメージを持つものとして比較の対照にされやすい。特に報道において。 ある子供がペパクラで遊んでいて、ふだんはゲームをやっているがたまに手を動かして遊ぶと面白いと。 なぜそこでわざわざゲームを出してくる必要があるのか。 すなお…
「猶静謐」だといまだに静謐だ、で良いが「未静謐」はいまだに静謐ではない、となる。 「猶静謐」は「なほ静謐のごとし」と訓むこともできる。ややこしい。 「猶」は漢文でも「いよいよ」「その上に」などの意味がある。日本語だけではないらしい。 いずれに…
プロイセン。 プロイセンの領土拡張2。 プロイセンの領土拡張3。 ブランデンブルク辺境伯領とプロイセン公国。 ライン川。 昔プロイセンには異教徒のプルーセン人の部族が割拠して住んでいたが、ドイツ騎士団による改宗十字軍によって滅ぼされた。 東プロイ…
安史の乱が755年、 王仙芝・黄巣の乱が874年、 907年唐滅亡。 53年間の五胡十六国時代を経て、 960年には趙匡胤による宋王朝の成立。 唐が貴族主義的血縁的であったのに対して、宋は士大夫による中央集権的な、皇帝と官僚組織によって統治される国家だった。…
最近生ビールをよく飲むようになったのだが、最近はどの店もどの銘柄もほとんど外れなくうまい。 以前生ビールは店によって当たり外れが大きくて、 うまい店はうまいのだが、 まずい店は、すえているというか、酸化しているというか、いたんでいるというか、…
国民の一人として無関心ではいられないのだが(笑)、 坂本龍一とか大江健三郎など引っ張り出してくるところからしてもう自分的には参加する気がうせる。 坂本龍一の発言は普段の彼の言動と大差ないものであり、 はっきり言ってどうでもよい。 彼の問題発言…
楚辞の屈原の詩を読むと、「朕皇考」という単語が出てきてこれが死んだ自分の父親を意味するという。 また「皇」一字でも死んだ父を表すようだ。 「朕」がかつて一般的な一人称だったのはまあよいとして、「皇考」がなぜ死んだ父となるのか。 角川新字源によ…
新井白石の日記を、全集ではなく、白石日記上下巻というもので読んだのだが、 あっけないほど短い。 折り焚く柴の記の半分もないように思う。 芝の白銀、つまり今の港区白金のことだと思うが、ここに綱豊から屋敷を拝領したという記述がある。非常に興味深い…