不確定申告

tanaka0903

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

詠草

雪や降る 霰やふると 手をのべて 雨のしづくに 触るる頃かな 金はなし 金無きをりに 酒飲めば ありと思ひし 頃のしのばる 飲めや酒 つまめや肴 一杯の 酔ひぞたのしき 金はなけれど 雨音の しづけきよはに 酒飲みて 何をか我の 歎きてあらむ 下の句は伊東静…

OAチェア

一プログラマとして言わせてもらうと、 OAチェアは最強。 安いものには確かに粗悪品もあるが、1万円も出すとだいたい普通のOAチェアが買える。 肘掛けは要らぬ。 むしろ、肘掛けがあるとあぐらがかけないから却下。 何度も言いますが3万円以下の椅子の鉄板は…

久保田試飲会

先ほど、地元の店で開かれた久保田の試飲会に行ったばかりだ。 千寿、紅寿、碧寿、万寿、そして原酒の五種類。3500円で乾き物とおでん付き。 どこの店とは言えぬが実に良心的な値段設定だと思う。ママには感謝する。 最初に飲んだのは紅寿。 甘くて癖のある…

極道めし6巻

4、5、6巻をまとめて衝動買いしようとしたのだが、6巻しか無かったのでそれだけ買う。 例によって例のごとし。

Cコート

安彦良和の『麗島夢譚2』が出ていたので買う。10月10日発売だったらしい。 なんかやたらと登場人物が出てくる。例によって例のごとし。 『神武』とか『ナムジ』などに雰囲気は似ている。どちらかというとあまり好きなタイプではない。 『Cコート』というのも…

地味な中高年齢者向け中編恋愛歴史小説

最初BLの短編歴史小説を書こうとしたのだが、それからだんだん中編の仏徒列伝のようになってきて、 しかしその中の一人が勝手にどんどん動き出したので、 途中から予定を変更して短編の(普通の男女の)恋愛歴史小説を書き始めたのだが、 これが次第にぶよぶ…

歴史小説

歴史小説は書きやすい。ネタがいっぱい転がっているから。 その代わり登場人物が200とか300とかどんどん増える。 まあ、オーケストラの作曲または指揮みたいなもんだな。 キャラは勝手に動き出す。 今まで日本の歴史小説しか書いてないが、海外だと康有為あ…

誤読

思うに、宣長自身は誤読されないように、きちんと論理立てて記述しているのだが、宣長ほど誤読され拡大解釈されている人はいない。 同様なことは小林秀雄にも言えないか。 つまり、誤読や拡大解釈によって、真に個人の作品は国民全体のものになるということ…

来宮秀雄

今日のイブニングの『おせん』にいかにも小林秀雄風な「来宮秀雄」という人物が出てきて、 「へぇへぇたしか高等部の国語の教科書で読まされたでやんす。なんか難しいっていうか、全然遊びも無駄もない文章で、まるで一切つなぎを使わねぇそば職人のような」…

深夜食堂6巻

こないだやっと深夜食堂の六巻が出ていたので買ったのだが、極道めしは六巻まですでに出ているようだ。買うべきかな。たまには衝動買いしてみるか。

新勅撰集

新勅撰集を何となく読んでいて山部赤人の歌 山もとにゆきはふりつつしかすがにこのかはやなぎもえにけるかも がふと気になった。 極めてマイナーな歌らしく、ネットで検索してもまるで出てこないな。 しかし、なかなか良い歌だ。 ひねればもっとよくなりそう…

文学部唯野教授2

引き続き、第2講「新批評」。 マックスウェーバーが「典型的かつ大量に行われる社会的闘争はながい間には結果的に、重要な個人的性質を持つものを淘汰するに至る」 と言っているらしいのだが、これは ピーターの法則 のことではないのか。 よくわからんがと…

文学部唯野教授

なんとなく手持ちの本を読み始める。 『文学部唯野教授』第一講「印象批評」。 ここで、筒井康隆は、「印象批評」とは、「神様並みの常識持」つ人にしか出来ないことで、 日本人ならば小林秀雄や本居宣長くらいだ、などと言っていて、妙に感心してしまったの…