2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧
これから読もうと思っているのだが、「天才帝王と空気の読めない秀才貴族」 という解釈は間違いだと思う。 後鳥羽院の宮廷で「空気を読む」ということはつまり自我を捨てて幇間になるということだ。 皇帝の前の宦官になれというのか? だから北条氏と戦争し…
図書館に行って新編国歌大観って電話帳みたいな本読みながら、和歌を俺様のレッツノートでメモろうとしたのだが、 持ち込みパソコンは専用のブースに行って使ってくださいみたいなこと言われて、 その専用ブースってのは違う階にあって、しかも席が限られて…
久しぶりに一太郎ではなくWordを使ったんだが、wordはコピペするときリンクとか文字サイズとか色までコピペするじゃん。 そうするとネットからコピペするときうざくて仕方ない。 一応右クリックでメニュー出してテキストだけペーストとかできなくはないが、…
北条泰時はすごく地頭がよかったのは確かだが、 ちゃんと子供の頃から勉強してなくては、和歌が詠めたり、御成敗式目を作れたりするようにはならないと思うんだよね。 そうすると、誰が泰時に学問を教えたのか、ということになるのだが、ざっと調べた限りで…
明月記に現れる嵯峨中院というのはほんとうに宇都宮頼綱の山荘だったのか。 頼綱はすでに出家して御家人ですらないし、定家に頼んでふすま絵に揮毫してもらうほど、 立派な邸宅に住んでいたとは思えない。 またわざわざ定家が日記に書き残すようなこととも思…
北条義時と西園寺公経は親しく、 後鳥羽院は公経を殺そうとしたと日本外史にある。 公経は頼朝に近く、おそらくは関東申次的な役職だった。 というより西園寺家が関東申次の家で、公経がその嚆矢であった。 公経は平頼盛の曾孫。 徳大寺公継と葉室光親も後鳥…
九条良経と田安宗武。 一人は藤原氏で一人は徳川氏だが、 この二人はある意味でよく似ている。 和歌をダメにした二大元凶といえる。 九条良経は和歌を権威主義のおもちゃにした。 田安宗武はそれを武家に都合の良いように作り変えた。 一方は惰弱、他方は空…
九条良経は土御門天皇の摂政太政大臣(実質的には後鳥羽院政のトップ)。1206年死去、38歳というからまだ若い。 新古今の寄人で仮名序(どうという見所もない文章)の著者。歌もたくさん採られている。 天皇や皇族で歌のうまいのは当たり前だが、摂政関白太…
小倉百人一首がほぼ現在の形になったのは、続後撰集が出た後だろう。 1251年続後撰集に、承久の乱の後の後鳥羽院や順徳院の御製が採られたことによって、 おおやけに、院らの名誉回復が行われた。 小倉百人一首が院らの鎮魂という形で完成した。 時の鎌倉幕…
自分でも定家までの歌人を100人選ぼうとしているのだが、 私の好みのせいもあるかもしれないが、平安時代だけだと50人も選べない。 奈良時代を入れても全然足りない。 素戔嗚尊からずーっと入れて70人くらいにしかならない。 江戸時代まで入れれば簡単に100…
いよいよ百人一首を書こうと思って、また調べ始めたのだが、古今集のときと違って気が重い。 古今集の気持ちのよさが百人一首にはない。 どんどん憂鬱になっていく。 百人一首は凡歌を好む。 凡人の好みをかなり忠実に反映していると言っても良い。 プロの歌…
万葉集では「将宿」を「寝む」と訓む。 人麻呂の「ひとりかもねむ」の「ねむ」が「将宿」と表記されている。 足日木乃 山鳥之尾乃 四垂尾乃 永長夜乎 一鴨将宿 なんでやねんと思う。 しかし万葉集の他の用例を見ると、 「将宿」は「宿らむ」とも訓まれ、 「…
こひぢは恋路とも泥とも書く。 恋路は濡れる、涙、蓮、あやめ草、五月などとかけて使われる。 更級日記に、今の隅田川当たりの情景を 浜も砂子白くなどもなく、こひぢのやうにて などと言っているのが割と有名ではなかろうか。 単に「ひぢ」とも言う。 「ひ…
ペルセポリスはダレイオス一世によって作られ、アレクサンドロス大王によって破壊された。 すなわち、わずか200年足らずしか存在しなかった、人工都市だったということだ。 スーサとかバビロンとかエクバタナなどの都市と同じように考えることはできない。 …
「燔祭」か「焼き尽くす献げ物」か? サムエル記上2:12-16 さて、エリの子らは、よこしまな人々で、主を恐れなかった。 民のささげ物についての祭司のならわしはこうである。人が犠牲をささげる時、その肉を煮る間に、祭司のしもべは、みつまたの肉刺しを手…
モーセを出したレビ族は謎である。 イスラエル12氏族は普通に数えると13氏族ある。 しかしながら、 非常に重要な祭司の一族であるレビ族は、継承する土地を持たなかったため、12支族には数えない、 らしいのである。 民数記 01:47 レビ人は、父祖以来の部族…
図書館で借りて面白いんだが、読んでも読んでも終わらん。 電話帳か辞典みたいなもんで、一度に読むのは無理。 これはもう買うしかないかもしれん。 小説を書く上でのヒント、時代考証が満載。 小伝馬町の牢屋敷の図面、裁判の判決事例等々。 うん、江戸時代…
最近、夜寝ると深夜必ず目が覚めて眠れなくなる。 朝七時くらいに眠くなり、11時くらいまでものすごく眠くなる。 午後も眠いことがある。 とても困る。 酒を飲んでいれば寝れるがやはり夜中に酔いが醒めると同時に目が覚める。 最近やたらとツイッターを使っ…