不確定申告

tanaka0903

2011-01-01から1年間の記事一覧

深読みとオカルト

江戸時代には、和歌の家には、堂上と地下という区別が付けられていた。和歌の用語で、堂上とは、宮中に参内する資格を持つ公家がいて、その中で和歌を詠むのを家業としている公家の流派を言う。当時、どの公家がどの家業を受け持つかということが厳しく決め…

超ヒモ理論

超ヒモ理論、表紙絵気合い入れて書いてみました。 ますます紛らわしい(笑)。 うにうにした帯みたいのは、[カラビ-ヤウ空間]ぽい感じで。

photoshop esc

putty-jp でリモートログインして vi いじってたら、escキーが効かないことに気付く。 はて、escキーが効かないぞ、壊れたかなとキーボードをつなぎ変えてみたのだが、やはりだめ。 putty-jp のせいだろうかと escキーを使うソフトを他に考えてみると、word …

psvita

iphone や android や ipad や tablet などは買う気がしなかったので、 psvita wifi モデルを買ってみたんだがね。 完成度がいまいちだよね。 psp も持っているのだが、主に用途は mp3 を聞くため。ごく希にゲームをやることもあった。 ゲームはサルゲッチュ…

家政婦のミタ

『家政婦のミタ』を、私は実際に見たのでなく、wikipedia で読んだだけなのだが、普通のテレビドラマにしては異様にストーリーが複雑なのに驚く。 これは『家政婦は見た!』という先行するテレビドラマシリーズのオマージュであり、 さらに『家政婦は見た!』…

Turin と Trino

1849年のノヴァーラの戦いを調べていたのだが、ピエモンテには Turin (州都)のほかに Trino という地名もある。 紛らわしい。実に紛らわしい。特にイタリア語で Turin は Torino と書く。ほとんど同じではないか。

セルジューク戦記主な登場人物

主な登場人物は書きかけて放っておいたのだが、とりあえず書いてみた。『セルジューク戦記』は今のところ私の書いたものの中ではもっとも複雑な話で、自分でももう忘れていた。 これとは別にセルジューク族の系譜があり、それらを併せると百人は軽く超える。…

ポー川

ふと地図を眺めていて気付いたのだが、オーストリアのギュライ軍は、ポー川が氾濫して水田が水浸しになったから、 ノヴァーラで足止めを食ったのではない。 なぜかというに、ミラノからトリノまでは、ポー川を渡らなくてもたどり着くことができるからだ。 ギ…

コミPo!

コミPo!。

ピエモンテの鉄道

Turin–Genoa railwayによれば、トリノからジェノヴァまでの路線は、 国費によって1853年に完成している。 Turin–Modane railwayによれば、スーザからトリノまでの路線も、 1854年には完成している。 アレッサンドリア駅は1850年に開業している。 カザーレ駅…

シチリアとロシア

Expedition of the Thousand Britain was worried by the approaches of the Neapolitans towards the Russian Empire in the latter's attempt to open its way to the Mediterranean Sea; the strategic importance of the Sicilian ports was also to be …

ギュライ軍の謎

ギュライがミラノを出たのが1859年4月29日。ヴェルチェッリに着いたのが5月14日。50kmの行程に2週間かかっている。50kmといえば東京と川越の道のりくらいだ。夏目漱石の『坑夫』という小説では東京から川越まで川越街道を歩いて2日で着いた、などという描写…

スイス兵の暴動の真実

こちらにスイス傭兵の暴動についての非常に詳しい資料がある。 The Swiss and the Royal House of Naples-Sicily 1735-1861 A Preview on the 150th Anniversary of the Surrender at Gaeta One late evening in June 1859, the Court, thinking of rebellio…

ガエータの戦い

Siege of Gaeta (1860))を読んでいたのだが、 Some of the Sicilian troops were Swiss soldiers. などと書いてある。 スイス傭兵はすべてフランチェスコ二世によって解雇されたのではなかったのか。 スイス傭兵からなる親衛隊は解散したが、スイス傭兵の一…

鉄道と戦争の歴史

とりあえず調査中。 History of railways in Italy At the declaration of war, there were no French troops in Italy, so Marshal François Certain Canrobert moved in to Piedmont in the first massive use of railways. Grand Crimean Central Railway…

パルムの僧院

『パルムの僧院』を読もうと思うのだが、なかなか進まない。 『赤と黒』とあわせてよんでみるとわかりやすいのだが、スタンダールで出てくる「私」というのは作者自身のことだ。 今の小説で「私」というのは主人公の一人称であることが多い。 全然違う。 そ…

朝早く目が覚める。

酒を飲まないせいか、夜中に目が覚めてしまう。 五時とか五時半ならそのまま起きて仕事をするのだが、二時や三時に目が醒めると、どうしたものかと悩む。 酒、特にビールなどは利尿作用があるから割と早い時間におしっこが出てしまうが、 酒を飲まないと夜中…

カスティリオーネの戦い

Chiese は「チーゼ」ではなく「キエーゼ」と読むのだった。 カスティリオーネ戦に出てくるメドラノの丘 (Monte Medolano) と言うのは、ソルフェリーノ戦のメードレ (Medole) のことか。 マントヴァはミンチョ川の湿地帯の真ん中に作った要塞だった。 四方を…

アルプス猟兵隊

アルプス猟兵隊 (Hunters of the Alps) というものがある。 これはガリバルディが編成したフランス・サルディーニャ連合軍の別働隊であり、 ソルフォリーノ戦と並行してスイスに近いミラノ北部でオーストリア軍と戦い、撃破。 これがのちのシチリア上陸の際…

ナポレオン 獅子の時代

今更ながら「ナポレオン 獅子の時代」を読みなおす。 おお、面白い。ガルダ湖も出てくる。 パルムの僧院冒頭に出てくる、ロディ橋も出てくる。面白すぎる。 知識があるとないではまるで面白さが違う。

ポスタル3

ポスタルの開発は Running With Scissors から Akella というロシアのデベロッパーに委託されたらしい。 Akella は「ポスタル2ロシアから愛をこめて」のときから関わっているようだ。 ポスタル2はUnrealエンジンだったが、3はSource Engine を使ってるそうだ…

ナポリ傭兵

wikipedia で両シチリア王国最後の君主「フランチェスコ二世」を読んでいると、ガリバルディがシチリアに上陸する前に、 軍備面では長年にわたって国王の親衛隊を務めてきたスイス人傭兵隊の大規模な暴動が発生している。フランチェスコ2世は傭兵隊に待遇の…

リソルジメント

イタリア統一戦争はイタリア語では il Risorgimento と言い、英語で The Resurgence (再起、復活) と言う意味であり、 Italian unification と訳されることもあるようだ。 英語版 wikipedia を良く読むと、ガリバルディ軍は、イギリスによるサポートを受けて…

紙とネット

アルプスの少女デーテだが、ワープロで縦書きにしてみると、ひどいできで気に入らない。ワープロうちしたものをネットで公開することはできても、ネットで書いたものを紙で読んでみると納得いかないものだなと、改めて思った。 スースも一度全部まとめてワー…

ブルボン家とハプスブルク家

今のスペインの君主もスペイン・ブルボン家。 フランス革命でブルボン家は滅んだのではなかった。 では、ハプスブルク家はどうなかったかというと、現在のオーストリア・ハプスブルク家の当主は、 カール・ハプスブルク=ロートリンゲンという人で、1961年生…

イタリア統一戦争

調べれば調べるほど、ナポレオン戦争からイタリア統一戦争までのイタリアの歴史は面白いのだが、 なぜ塩野七生は小説に書かないのか。十字軍書くよりずっと良いと思うが。 いや、つまり、古代ローマの話はイタリア視点で書いてもいいかもしれん、 ヴェネツィ…

両シチリア王国

『アルプスの少女デーテ』を手直ししているのだが、『ハイジ』は1880年に書かれていて、この年にハイジが10歳くらいだとすると、トビアスが生まれたのは1850年くらいとなる。 アルムじいさんはナポリで傭兵になったというが、このときナポリは両シチリア王国…

ファーティマ公開

まだ執筆中だが、ファーティマを公開した。 これは、トゥエンティ・トゥエンティの続編として書きかけたものをほったらかしていたのだが、 橋下市長の当選を祝って、前倒しで公開する。 ついでにトゥエンティ・トゥエンティも、すべて試し読みできるようにし…

京極派

引き続き、丸谷才一『新々百人一首』。 庭の虫はなきとまりぬる雨の夜の壁に音するきりぎりすかな (京極為兼) 為兼を選ぶのはよい。なぜこの歌なのか。 他にいくらでも為兼には良い歌があるのに。 しかも、「庭の虫は」が字余りで、しかも字余りの例外まで丁…

朦朧趣味

煮詰まるのでまた丸谷才一の『新々百人一首』など読んでいるのだが、 藤原家良 朝ぼらけ浜名の橋はとだえして霞をわたる春の旅人 飛鳥井雅経 初雁の声のゆくへもしらなみの浜名の橋の霧のあけぼの 慈円 かへる雁の霞にかけるたまづさを浜名の橋にながめつる…