不確定申告

tanaka0903

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イギリス王位継承順位

イギリス王位継承順位。 なるほど、男系でも女系でもよいから、 継承順位の下位のほうには、よその国の王とかも含まれてしまうのだな。 だから、継承戦争で、王様がブルボンからハプスブルクになったりハプスブルクからブルボンになったりするわけだ。 その…

王の姓名

現在のスウェーデン王の名前は、カール16世グスタフであり、その前はグスタフ6世アドルフだった。 明らかにグスタフもアドルフも姓ではない。 ベルナドッテ朝とのことだが、ベルナドッテも姓というわけではなさそうだ。 北欧の王の名はこのように即位前は名A…

関心の無い時代

南北朝や室町時代が面白くて料理の仕方によればとても良いものができるのは間違いないが、 現代日本人がこの時代に興味を失って実に久しい。 室町音痴になってしまっている。 北条氏はせいぜい時宗までであり、足利氏は尊氏、義満、義政、あと関心が高いのは…

歴史の連鎖

川越素描で、 だいたい日本人の好きな日本史というのは戦国か幕末維新である ・・・ それから、神話時代から平安鎌倉まではロマンもあって好きな人も多い。江戸時代は時代劇に使われる機会が多くて親しみやすい。比較的人気がないのは南北朝、室町である。特…

歌合

日本歌学大系第七巻、まだ読んでる。なかなか面白い。 佐佐木信綱の解題もじっくり読んだ。 戸田茂睡「梨本集」面白い。いままで知らんかった。 「梨本集」に天徳歌合 とか高陽院歌合とか出てくるのだが、 この時代の歌は勝っても負けてもほぼすべてが勅撰集…

医療産業

1月から酒を飲み始めて4月にはけっこう花見などで飲んだりしたのだが、病院の検査はすべてOK。 飲酒の影響はまったくなかった。 まあ、こんくらい飲んでも大丈夫なわけだな。 きちりんで検索すると二番目に吉林省が来るのは笑えるが、 それはそうと、 医療を…

俊成2

山桜散りに光を和らげてこの世に咲ける花にやあるらむ いいねえ。「この世に咲ける花にやあるらむ」。しびれる。 つくづくと濡れそふ袖におどろけば降るとも見えで春雨ぞ降る いいねいいね。「降るとも見えで春雨ぞ降る」。すごく良い。 同語反復がうまく効…

山吹

兼明親王 小倉の家に住み侍りける頃、雨の降りける日、蓑借る人の侍りければ、山吹の枝を折りて取らせて侍りけり、心も得でまかりすぎて又の日、山吹の心得ざりしよし言ひにおこせて侍りける返りに言ひつかはしける 七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだ…

宗武と在満と馬淵

修身の教科書には「松坂の一夜」というのがあって、戦前は、賀茂真淵と本居宣長は理想的な師弟関係ということにされていた。 賀茂真淵は、本居宣長の師だというので、やはり権威付けされた。 田安宗武もまた賀茂真淵を師としたので、戦前の権威付けの中で批…

俊成

まあなんというか、俊成というのは、 五社百首とか、 実にわかりやすい、平明な歌を詠むよね、定家と違って実にわかりやすい。 しかし文章がどうしてあんなに長くてわかりにくいのかなあ。 家隆もそうだな。この二人は近いとみて良いのかもしれん。 たとえば…

中世歌論集

最近、岩波文庫「中世歌論集」というのが復刻されたので、 新宿アルコットのジュンク堂が閉店するとき買ったのだが、 最初に出てくる俊成の古来風体抄、長くて何言ってるのかわかんない。 定家の毎月抄、これは短いのだが、やはり何言ってるのかよくわかんな…

アルムおじさん一家の謎

アルムおじさんがドムレシュクに帰郷したときのことだが、 ハイジの日本語訳は割とまともなようだが gutenberg の英訳はあまり役に立たない。 それで(わからんなりに)ドイツ語を当たってみるのだが、 Dann auf einmal erschien er wieder im Domleschg mit e…

親子泣き別れの場面

アルプスの少女デーテをまた少しいじった。 アルムおじさんはナポリで事業に失敗して妻と息子のトビアスを連れて、イタリア半島を北へ北へと放浪しはじめる。 傭兵時代に知り合ったイタリア人たちを頼りながら。 しかし、どこも長くは滞在できず、ミラノまで…

中島敦の日記と書簡

改めて中島敦の日記を読んでみたが、南洋の見聞と途中で日米開戦の話が挟まる程度であり、 肝心の、パラオに行く直前からパラオに滞在している間に、なぜあれほど著作を残したのか、 という部分は書いてない。 著作活動時期と完全に重なっているのに、残念な…

中島敦生誕百年

2009年が中島敦生誕100周年だったせいでこの年に中島敦に関するいろんな出版物が出ているようだ。 まったく知らんかった。 小谷野敦中島敦殺人事件 中島敦生誕百年で賑わう文藝ジャーナリズムに対して、あんなに寡作でしかも元ネタのある小説をいくつか書い…

新井白石

新井白石は面白い人だとは思うんだけどね。 ヨワン・シローテも面白い人だから、新井白石と一緒に吉原にお忍びで遊びに行った、 そこでやはりお忍びで来てた将軍家宣とばったりでくわした、なんて話を書きたいなと思ったんだが、 キリスト教徒の世界では彼は…

メディアリテラシー

まあこんなことをぶつぶつ書いてもしょうがないのだろうが、NHKのニュースで、 手術前に点滴を打たなくても同じ成分の生理食塩水的なものを口から摂取してもよくなりましたというのをやっていた。 まあそれはよい。しかし、病院というところはたいていのばあ…

大東京トイボックス 8

読んだ。 相変わらず暑苦しい話(良い意味で)。 SNSゲームと法規制の話にどんどんつっぱしっていく気がする。

還暦

ちきりんが還暦とは、もうそんな年なんだと思ったが、 しかし、四月一日のエントリなので嘘かもしれない。 あ、やっぱり最後にネタバレが書いてある。

西洋紀聞

新井白石「西洋紀聞」は大して面白くなかった。 最初面白いかと思ったが、イタリア人(ローマ教皇領の人らしいから当時はローマ人、か)と新井白石が、 日本人のオランダ語の通訳を通して意思疎通をしているというところからして、まあむちゃだな。 しかも、…

ガス抜きとしての中島敦

中島敦は難解だと言われている。 山月記、名人伝、弟子、李陵。 確かに漢文調で、難しい。少なくとも高校の国語教科書で初めて読まされると、 とてつもなく高度で高次元な文学のようにみえる。 中島敦はしかし戦争中のごく短い期間しか小説を書かなかった。 …

中國哲學書電子化計劃

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ…