不確定申告

tanaka0903

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

製造業

95年くらいに円が対ドルで84円になったころ、製造業はもう駄目だなどと言われて、 この頃に日本が脱製造業に向けてさっさと方針転換をしていれば、いまのような惨状にはならずにすんだのだ。 95年というのはWindows 95がやっと出てきた頃。 ISPがやっと出始…

修善寺温泉

伊豆の修善寺温泉に行くことにしたのだが、 鎌倉などに比べてネット上にあまり情報がなくて困った。 まあ、鎌倉と比べるのもかわいそうだが、るるぶなどの旅行情報誌にもあまり情報がない。 るるぶ紙面では沼津や三島などの情報も非常に少ない。 今回、沼津…

大東京トイボックス 5

なんかもう暑苦しいマンガだなあという。 まあどうでもよいことではあるが、冬場に体重を落とすのはとても困難だ。 体重を維持するくらいの気持ちでいた方がよいかもしれん。 夏は少し我慢すれば割と普通に体重が落ちていく気がする。 今70kg台後半で維持し…

岩波古語辞典

岩波古語辞典を買おうと思ったのだが、 そんじょそこらの本屋にはおいておらず困った。 結局新宿南口の紀伊国屋書店で買った。 いまどきは「全訳古語辞典」というのが流行りのようで、 何が「全訳」かといえば、教科書に載るような有名な文章は完全な現代語…

留魂録

古川薫全訳注「吉田松陰 留魂録」を読む。 本文自体はごく短いものであり、 獄中で一日程度で二冊同じものが書かれ、そのうちの一部は高杉晋作が紛失し、 もう一部は牢名主に預けてあったものが今日に伝わり、 この現存する原本は萩市の松陰神社に所蔵されて…

越乃寒梅

飲み屋にて越乃寒梅を飲みて詠める: 春まだき雪の越路に咲くといふ梅にちなみし名負ふその酒

劒岳 点の記

なぜか、新田次郎原作の劒岳 点の記を見る。 まあ、わりと好き。 CGに頼らず、とあるが、人が崖から落ちるシーンはスタントでなんとかなるのかもしれんが、 雪崩に人が埋まるのは危険すぎるだろ。 ふつうここは人命的にはCG使うんじゃないのか。

千載和歌集

久保田淳校注「千載和歌集」。 凡例に 翻刻に際しては、歴史的仮名遣いに統一し、適宜底本の仮名を漢字に改め、漢字を仮名に改め、その他用字を改め、送り仮名を補い、振り仮名を付し、・・・もっぱら読みやすさを主眼とした校訂を加えた とある。 なるほど1…

松蔭日記

図書館にあった講談社学術文庫はだいたい読みたいものは読み尽くしたので、つぎに岩波文庫にうつる。 上野洋三校注「松蔭日記」。 吉田松陰の日記かと思い、和歌だけでも抜き出してみるかと読み始めると、 柳沢吉保の話ばかり書いてあり、 あれっ、柳沢吉保…

テルマエ・ロマエ

ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」を読む。 たぶん一話完結だったのが好評だったので連載化したのだろうが、 風呂に溺れて古代ローマから現代日本にタイムスリップしてしまうという恒例のパターンが、 だんだん苦しくなってくるよなあ(笑)。 このネタであと…

ふとおもったのだが、

明治天皇御製、角川文庫版で 九重の庭の白菊たをらせて宴にもれし人におくらむ とあるものが、J-Texts では 九重の庭の白梅たをらせて宴にもれし人におくらむ となっていて、 J-Texts の方を調べてみると題が「折菊」となっているから、 単に「白梅」ではな…

serious sam

最近少しアクセスが増えたのは serious sam について書いたかららしい。 まあ、増えたと言っても 20ユーザ/日くらいだが。 別に広告載せてるわけでもないし、どうでも良いことだが。

加地伸行

【古典個展】立命館大教授・加地伸行 不善な君主に従うなら… 最近読んだ「孝経」の著者だな。 なるほど、大阪大学から立命館に移ったのか。

絵で見る幕末日本

エメェ・アンベール著、高橋邦太郎訳「絵で見る幕末日本」「続・絵で見る幕末日本」など読む。 鶴岡八幡宮の描写など面白い。 あと日枝山王社や神田明神の祭りなど。 今よりかなりどぎつかったようだ。 この、名前から察するに、フランス語系のスイス人の物…

留魂

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬともとどめおかまし大和魂 返歌 武蔵野にとどめおかれし魂を学び受け継ぎ広め教へむ

ふと思ったのだが

デザインというのは、ある不幸な状況のときにより必要とされる。 しかしもともと不幸な状況にあるのだから、その不幸な状況を改善できなかったとして、 デザインのせいにするのは酷というものだろうと思った。 そう、よくあるパターンとしては、デザイナーの…

無視できない違い

ちりやすき一重桜の花のうへに雨さへそひてふく嵐かな 明治天皇御集角川文庫版。 ちりやすき一重桜の花のうへに風さへそひてそゝぐ雨かな 文部省版。似ているが単なる誤記ではないな。 思うに9万首の御製の中には、このような推敲の段階によって微妙に異なる…

梅にうぐいす

梅にうぐいす 北大路魯山人 ひどい話だなと思った。 うずいすは、二月から八月くらいまで毎日のように鳴く鳥で、 しかも梅の木というよりはごく普通の竹藪にいるものだ。 正直に観察すれば梅にうぐいすのような陳腐な歌など出てくるわけがない。 最初に鳴き…

first encounter hd クリア ネタバレあり

serious sam はラスボスが異様に強く途中で難易度も変えられないので、 一番簡単な tourist モードでさくっと行ったのだが、 ラスボスは自力では倒せないらしく、 わけわからんので、しかたなくネットで検索してみた。 ピラミッドの頂上まで来たら、四隅にあ…

明治天皇御製集

明治天皇御製だが、93032首という全集は皇室に153冊の写本として残されているという。 そのうち明治天皇御製集として大正8年から宮内省の事業として編集したものが1678首を納めているが、 J-Textsにある明治天皇御集は大正11年に文部省が発行しており、 おそ…

孝経

講談社学術文庫は比較的最近出たものが多い。 文庫本化とか復刊ものも多いようだが、見分けがつかない。 著者はおおむね定年後の大学教員で書き下ろしのようにも思えるが、 中には素人の蘊蓄としか思えないような、頭にさっぱりはいってこないものもあるよう…

鎌倉宮の謎

鎌倉宮創建は明治2年、明治天皇わずか17才。 明治天皇の直接の意思で創建されたとは考えにくい。 思うに、鎌倉宮のほど近くの山中に、大江広元と島津忠久、毛利季光の墓が江戸時代に作られたとあるが、 長州と薩摩がわざわざ同じ場所に、鎌倉幕府の故知に祖…

serious sam steam版

スクリーンショットはF11キーで c:\program files\steam\steamapps\common\ serious sam hd the first encounter\Temp\ScreenShots に保存される。 インストールされたファイルもすべて steamapps\common にある。 HD とうたっている分、画質はきれいになっ…

北条義時と大江広元

wikipedia:大江広元 鎌倉に大江広元の墓と伝えられるものがあるが、これは江戸時代に長州藩によって作られたものであり、広元の墓とする根拠はない。 へえ。そうなんだ。 まただまされた。 長州は毛利氏で毛利氏の祖は大江広元だから、 江戸時代になってその…

承久記

引き続き、岩波書店新日本文学大系43の、「承久記」。 慈光寺本というものだが、 ネットに公開されている 前田本 とはまったく別物で、 どこがどう対応しているのか、 読み比べていたら脳が疲れた。 わかりにくい。 前田本の方がずっとわかりやすいし、 おそ…

読史余論

読史余論に言う。 もし平家都落ちのときにたまたま後白河法皇が京都に残っておらず、 平家とともに西海に移されていたら、 頼朝はただの反逆者と同じことだっただろうと。 そりゃまあそうだ。 そうなっていた可能性はだいぶあった。 頼朝は当時「伊豆国流人…

さみだれ

明治天皇御製には「梅雨」と書いて「さみだれ」と読ませるものがあるようだ。 「つゆ」では字数がどれも合わない。 まさか「うめあめ」ではあるまい。 ついでに J-Text 版にはかなり誤記があるようだ。 一度きちんと確かめないと。

日本国王

引き続き、桜井英治「室町人の精神」から。 義満の遣明施設に博多商人肥富(こいづみ)と遁世者祖亜(そあ)という、一国の使者としてはおよそ器量不足の、しかし貿易のエキスパートとみられる人物が選ばれたのも、義満の意図がどこにあったかを率直に物語っ…

応仁の乱の原因

桜井英治「室町人の精神」を読む。 足利義教もまた、源実朝同様に暗殺され、最後まで首がどこにあるかわからなかった将軍なわけだが、 義教が関東公方を滅ぼしてしまったことが応仁の乱の遠因であると、この本は指摘していて、 なかなか興味深い。 足利幕府…

頼朝と義経の対面の謎。

おなじく岩波書店新日本文学大系43。 こんどは平治物語。 平治物語は初めてざっと通して読んだが、 なんと後白河法皇が亡くなるところまで書いてある。 つまり、終わりは平家物語とだいたい同じなんだが、 治承年間の戦いのところはごくあっさりとしか書いて…