不確定申告

tanaka0903

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アミオダロンというのはアンカロンという薬のジェネリックで、 そのアミオダロンを以前は1日2錠飲んでいたが、 甲状腺ホルモンが異常になったので、 つまりアミオダロンにはヨードが含まれていてヨードを過剰摂取すると甲状腺がやられて、 甲状腺炎になって…

世の中にはチェックとストライプのシャツが溢れかえっており、 それ以外の柄の襟付きのシャツというのはほとんどないか、あっても高い。 とにかくもう絶対チェックとストライプのシャツは着ないぞと思えば、 6千円とか7千円とか、或いはうん万円のシャツを買…

国を救った数学少女

まあまあ面白い。 特に出だしのノンベコの話は面白いが、 突然スウェーデン人の話に切り替わり、 交互にストーリーが進展していく。 まあそれも最初のうちは我慢して読んでいたが、 だんだんに話が拡散して行く。 鄧小平やブレジネフやカーターが出てくるあ…

e-rara Johanna Spyri 文献

初版の年ではなくて実際に出版された年の順 Bremen : C. Ed. Müller's Verlagsbuchhandlung Ihrer Keines vergessen / von der Verfasserin von: «Ein Blatt auf Vrony's Grab» 1873 彼らの誰も忘れない Verirrt und gefunden / von der Verfasserin von "Ei…

Heidi, translated by Louise Brooks 1885

「ハイディ」だが、 Heidi's Lehr- und Wanderjahre が出たのが 1880 年。 続編の Heidi kann brauchen, was es gelernt hat が出たのが 1881年だった。 初フランス語訳 は 1882 年。 原著の版元 Gotha: Perthes が出版していて、訳者は不明。 Heidi's Lehr-…

ヨハンナ・シュピリ初期作品集

ヨハンナ・シュピリ初期作品集 価格 1800円(税別) ISBN 978‐4‐7734-1000-6 著者 ヨハンナ・シュピリ(訳・田中紀峰) 発売日 2016/2/27 四六判(130mm×188mm) ソフトカバー 292ページ 発行 夏目書房新社 販売 垣内出版 初版第一刷の誤記・誤り等 p. 4 (p. 4…

神鹿、死刑

昔、神鹿を殺すと死刑になった、といわれているのだが、ちょっと信じられない。 常識的に考えて、あり得ないことだ。 信長が神鹿を殺した者を密告させて、処刑したという記録があるそうだ。 しかしこれはおそらく、奈良の鹿を組織的に密猟した者がいて、処罰…

最近体調が悪いのは、 心臓の具合が悪いとか、 年をとったからということもあるかもしれんが、 たぶんアーチストという薬を飲んでいるせいだ。 服用を忘れたときに、2回分をいちどに服用すると血圧が下がりすぎて、めまい、転倒をおこすこともあります。飲み…

「虚構の歌人」に載せた自詠の歌の一つに致命的な文法上のミスを発見してしまった。 恥ずかしい。しかし印刷したものは直せない。 まあ、人間は過つものだよな。 しぬばかり 酒飲むことも ありけむや いまはおぼえぬ わかかりし日に 世の中の 人とたはぶれ …

ますかがみ

増鏡を頭から読み始めたのだが、 見渡せば やまもとかすむ 水無瀬川 ゆふべは秋と なにおもひけむ これだが、 水無瀬離宮を建てた記念に、その障子絵にふさわしい歌を、何ヶ月も推敲してこしらえたもの、 典型的な屏風歌であって、当座の実景を詠んだのでな…

何もしたくない病。 毎年だんだん悪化する。 最近は酒も飲みたくない、外食もしたくない、とかになってきた。 金がかからないのは良いが、 酒飲んで気分リセットする派なので、 いつまでもいつまでも気分がリセットできなくてかなりやばい。 体力が落ちてき…

Aus dem Leben と Verirrt und Gefunden と Ein Blatt auf Vrony's Grab

Aus dem Leben (Projekt Gutenberg) (1900) はテキストデータ化されているのだが、元の書籍の写真(PDF版)は見つからない。 Verirrt und Gefunden は初版は1872年だが、このPDF版は1882年の第2版。 Ein Blatt auf Vrony's Grab は初版は1871年だが、このPDF…

クララ

びびりなのでときどきドイツ語原文を読み直したりしているのだが、 »Ja,« erwiderte sie, »sehr lange und tief krank war ich an Leib und Seele.« 「ええ、」彼女は答えた、「とても長く深く、私は体も心も病んでいた。」 この部分、本の中では 「ええ、と…

とはずがたりで、主人公の後深草二条が伊勢の外宮にお詣りしたとき、 神だちといふ所に、一・二の禰宜より宮人ども祗候したる、すみぞめのたもとは憚りあることと聞けば、いづくにていかにと参るべきこととも知らねば、「二の御鳥居、三には所といふへんまで…

昔の(公家の)女性はいきなり(高貴な)殿方から恋歌を詠みかけられたときのために、 即興で気の利いた歌を詠み返すために日々修業しなくてはならなかったと柳田国男が書いていたのだが、 いかにも桂園派の歌人の生き残りの彼が言いそうなことだが、 「とは…

「ヨハンナ・スピリ少年少女文学全集」をある種の義務感で読破してみようとしたのだが、 余りにも退屈で挫折した。 この全集があっという間にその存在を忘れ去られてしまったのは、 やはり単につまらないからなのだろう。 簡単な解説、あらすじくらいは付け…

「アルプスの少女ハイジ」の深層が垣間見えるファン必読の小説集 と書いてあるので(言っておくがこれは私の文章ではない。編集者が考えた煽り文句である)、 何も知らないハイジファンがうっかり買ってしまうのではないかという不安が、 どんどんつのってい…

フローニ他

知り合いに 『ヨハンナ・シュピリ初期作品集』を読んでもらい、いろいろ感想を聞いたので書いてみる。 私はこの本ではできるだけふりがなをふらないつもりでいた。 というのは『定家』ではふりがなのおかげで校正でひどい目にあったからだ。 『定家』は illu…