2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「三種の神器」の初出が『平家物語』ではないかという根拠は、簡易な手法ではあるが、 新潮国語辞典の用例を調べたのである。 この辞典は用例に「もっとも頻繁なもの」ではなく「初出」つまり「もっとも古い例」を載せるのが方針である。 教科書等に載ってい…
わりとひまだったので『濹東綺譚』を一気読みしてみた。 なんとも読後感の悪い話。 永井荷風のエリート意識が鼻につく。 何言ってやんでい、溝っ蚊女郎。 の辺りの溝臭い暑苦しい蚊のうるさそうな感じとか、 「ええ。それはおきまりの御規則通りだわ。」と笑…
「三種の神器」の初出はどうやら平家物語らしい。 「十善帝王、三種の神器」という言い回しが二度、後は「主上、並びに三種の神器」、等。 「十善帝王」というのは、 「天子に父母なし。吾十善の戒功によて、万乗の宝位をたもつ。」 とあってすなわち殺生、…
木曽義仲は武蔵国に生まれ、それから信濃国で成長しここで挙兵、それから上野国に侵入、信濃善光寺辺りで頼朝と対峙したあと越後から越中と転戦しつつ、 加賀、越前、近江ときて京都に入った。 あれっ、木曽義仲って美濃とか飛騨とか尾張には一度も入ってな…
ちと、村上義光関係で、いろいろ調べているのだが。 まず、「身代わり不動尊」というのは、川崎市高津区、熱海、横浜市旭区の三箇所にあり、 その本院は、川崎の大明王院、祐天上人による開山。 明王とはつまり不動明王、不動尊のこと。 大日大聖不動明王と…
思うに、諫早湾の干拓とか八つ場ダムなどが、他の公共事業より、マスコミにたたかれやすいのは、 およそ戦後まもなくに計画が立ち上がり、その着工が昭和末期であり、 未だに完成していないというパターンだからだ。 もし、この公共事業が、計画・着工・完成…
筒井康隆の「雨乞い小町」を久しぶりに読んだのだが、 その中で、ずっと気になっていたのだが、 ことわりや 日の本ならば 照りもせめ さりとてはまた 天が下とは ちはやぶる 神も見まさば 立ち騒ぎ 天の戸川の 樋口開けたまへ の二首があって、「ことわりや…
今、八重洲には常盤橋、新常盤橋の他に、昔のままの常盤橋がある。実に紛らわしい。 もともとの常盤橋は、新常盤橋と常盤橋に挟まれていて、 西岸には常盤橋公園があり、東岸には日銀本店がある。 上を首都高が通り、橋の上には浮浪者の段ボール小屋がある。…
改めて、後醍醐天皇という人はよくわからん。 中継ぎで31才で即位したのだが、 似たような例では後白河天皇がいる。 後白河天皇はすぐに譲位して上皇になってしまった。 しかし、後醍醐天皇は決して譲位しない。 三種の神器とともに逃げ出してしまう。 宮中…
『明治天皇記』を読んだのだが、明治時代に『明治天皇記』という書物が出版されるわけもなく、 これは大正以後に、侍従などの日記をもとに書かれたものだから、一次資料はそのもとの日記などを参照するしかない。 めんどうだな。 で、鎌倉宮の創建は確かに明…
「大塔の宮」は、「おほたふのみや」「だいたふのみや」どちらの読みが正しいのだろう、 などと考えていたのだが、『太平記』「大塔宮熊野落事」では、 大般若の櫃の中をよくよく捜したれば、大塔宮はいらせ給はで、大唐の玄弉三蔵こそ坐しけれ。 などと書か…
ラバーダッキーは羽毛が黄色でくちばしがオレンジなのだが、 アヒルにこんな色をした種はいないと思うのだ。 色合いや体型はどちらかと言えば鶏のひよこに近い。 とかいうことを気にし出すときりがないのだが、あまり普通の人は気にしないだろうな。
なんか去年の10月1日には出ていたらしいのだが、 たまたまamazonにサインインしたら見つけたので、 松山千春のDVDはみな買う主義なので、届いたから今見てる。 長い。 完全収録だからな。 「人生の空から」とか、初期の、サビに高音が多くて、めちゃくちゃ歌…
朝日山公園(12月18日) 1羽だけいるアオクビアヒル。 すぐにわかるのは、体の大きさくらいか。 あとやはり、カモは羽が尾羽くらいまであるが、 アヒルの羽は胴体の途中までしかないようだ。
なんか、煮詰まった。 シェンムー2とかやってみる。普通。 久しぶりに steam 起動。ほんとうに、久しぶり。アップデートがかかりまくって全然遊べない。 しかし、portal 2 はまだリリースされていない。今年出るらしいが。 新しい psp が1月27日に出るらしい…
船宿が出てくる落語に、夢金と言うのがあるのだが、 吉原の山谷堀にある船宿で、隅田川に出て深川まで行くと言う話。 三遊亭円生の話を聞いていると亭主と女将は一階にいて、船頭の熊五郎は二階で寝ている。 古い柳橋辺りの写真を見るに、この頃の町屋はほと…
江戸の地図を見ているとあちこちに「同朋町」というものがある。 少し調べてみると、これが「同朋衆」の住む町であったことがわかる。 「同朋衆」というのは、だいたい室町時代から出てきたもので、世阿弥や千利休のような僧侶であって、 表坊主、奥坊主、な…
深川の流れの末の浮かれ妻つひのよるせやいづくなるらむ 船底の枕並べて深川の遊びは客の舵をこそとれ まことなしと人に言はるる身ぞつらき客に情けも深川の里 身揚がりをして呼ぶ客はたをやめの心のうちも深川の里 柳橋新誌と併せて江戸繁盛記も読んでいる…
イモリよりもっと効くのは佐渡の土 イモリ黒焼きは精力剤・媚薬、佐渡の土とは金のこと。 浮き草や今朝は向こうの岸に咲く 転妓の具、三あり。曰く才、曰く貌、曰く金。而して金を重しとなす。 才は才能だわな。 貌は男っぷり。 金は金。 転妓とは芸者を転ば…
前田愛『成島柳北』には、 甲子太郎は、柳北の本名で彼が誕生した天保八年(一八三七)二月十六日の干支が、甲子であったことから命名されたという。 と書かれているのだが、これは紛らわしい記述だ。 1837年は大塩平八郎の乱があった年だが、この年の干支は…
最近だと、物を書き始めてざっくりといったん最後まで書いて、それから後でディテールを肉付けして10倍くらいに嵩を増やすのだが、 まず短いうちに人に読んでもらう。 あまり長くなると読ませるのに迷惑だし、まあいろいろ差し障りがあるので、 すかすかなう…
調べてみると、センター試験に軍記物が出たのは、今回が初めてではないようだ。 平治物語、源平盛衰記が出てるし、平家物語も軍記物のうちだろう。 やはり、保元物語と言えば、為朝とか清盛とかだと思うのだけど、 そこをあえてはずして、為義と義朝という当…
世の中に喫煙者が減って行き、喫煙所が削減され、たばこの煙の濃度がいくら下がっても、 風向きによってははるか遠くのたばこの匂いが気になる。 これは、ホメオパシーと同じ原理ではなかろうか。 どんどんたばこの煙に敏感になっていく感じ。アレルギー反応…
ふと気になったのだが、「手のひらを返す」というのは保元物語が初出らしい。
センター試験「公民・倫理」を解いてみる。 のまねをして、私も国語の古文を解いてみる。 自己申告すると、ややケアレスミスはあったものの、ほぼ解けた。 問1と問2は、文法の問題とも言えるが、問1はかなりトリッキーな、つまり現代語では解釈不可能で、ひ…
某電機量販店はさすがに広いのでレーザプリンタも売られていたが、複合機やインクジェットの売り場から隔離されていてわろた。 オフィス用品であって家電ではないというくくりなのだろう。 某社の15000円。かなりコンパクト。これで、A4が250枚入り、両面印…
非常に紛らわしいことに、厚木市愛川町には小沢(こさわ)城というのがあり、また、京王よみうりランドのそばには、 小沢(おざわ)城というのがある。時代もかぶっていて、紛らわしいにもほどがある。
近所の家電店には、レーザプリンタが一つも売ってなかった。みんなインクジェット。複合機もみなインクジェット。困るね。 A4両面印刷可能な安物のモノクロレーザプリンタがほしいのだが。
イスタンブル近くのマルマラ海に白い砂浜があるのは、 ほぼ間違いないようだ。 もう一箇所。 ふむ。人工の砂浜ではなさそうだが、かといって、海岸すべてが砂浜ではなく、磯になっていたり、 護岸工事していたりするなあ。 ガラタ塔 というのは今はガラタ地…
買い物はできるだけネットスーパーでまとめ買いするのだが、 トップバリュの米 はえぬき が異様に安いので、 wikipedia はえぬきなど読んでみたが、 普通にブランド米であって、 値段の割にうまい米らしい。少し期待してみる。