不確定申告

tanaka0903

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

三種の神器 3

「三種の神器」の初出が『平家物語』ではないかという根拠は、簡易な手法ではあるが、 新潮国語辞典の用例を調べたのである。 この辞典は用例に「もっとも頻繁なもの」ではなく「初出」つまり「もっとも古い例」を載せるのが方針である。 教科書等に載ってい…

濹東綺譚

わりとひまだったので『濹東綺譚』を一気読みしてみた。 なんとも読後感の悪い話。 永井荷風のエリート意識が鼻につく。 何言ってやんでい、溝っ蚊女郎。 の辺りの溝臭い暑苦しい蚊のうるさそうな感じとか、 「ええ。それはおきまりの御規則通りだわ。」と笑…

三種の神器 2

「三種の神器」の初出はどうやら平家物語らしい。 「十善帝王、三種の神器」という言い回しが二度、後は「主上、並びに三種の神器」、等。 「十善帝王」というのは、 「天子に父母なし。吾十善の戒功によて、万乗の宝位をたもつ。」 とあってすなわち殺生、…

木曽義仲

木曽義仲は武蔵国に生まれ、それから信濃国で成長しここで挙兵、それから上野国に侵入、信濃善光寺辺りで頼朝と対峙したあと越後から越中と転戦しつつ、 加賀、越前、近江ときて京都に入った。 あれっ、木曽義仲って美濃とか飛騨とか尾張には一度も入ってな…

身代わり

ちと、村上義光関係で、いろいろ調べているのだが。 まず、「身代わり不動尊」というのは、川崎市高津区、熱海、横浜市旭区の三箇所にあり、 その本院は、川崎の大明王院、祐天上人による開山。 明王とはつまり不動明王、不動尊のこと。 大日大聖不動明王と…

公共事業

思うに、諫早湾の干拓とか八つ場ダムなどが、他の公共事業より、マスコミにたたかれやすいのは、 およそ戦後まもなくに計画が立ち上がり、その着工が昭和末期であり、 未だに完成していないというパターンだからだ。 もし、この公共事業が、計画・着工・完成…

雨乞い小町

筒井康隆の「雨乞い小町」を久しぶりに読んだのだが、 その中で、ずっと気になっていたのだが、 ことわりや 日の本ならば 照りもせめ さりとてはまた 天が下とは ちはやぶる 神も見まさば 立ち騒ぎ 天の戸川の 樋口開けたまへ の二首があって、「ことわりや…

常盤橋

今、八重洲には常盤橋、新常盤橋の他に、昔のままの常盤橋がある。実に紛らわしい。 もともとの常盤橋は、新常盤橋と常盤橋に挟まれていて、 西岸には常盤橋公園があり、東岸には日銀本店がある。 上を首都高が通り、橋の上には浮浪者の段ボール小屋がある。…

三種の神器

改めて、後醍醐天皇という人はよくわからん。 中継ぎで31才で即位したのだが、 似たような例では後白河天皇がいる。 後白河天皇はすぐに譲位して上皇になってしまった。 しかし、後醍醐天皇は決して譲位しない。 三種の神器とともに逃げ出してしまう。 宮中…

明治天皇記

『明治天皇記』を読んだのだが、明治時代に『明治天皇記』という書物が出版されるわけもなく、 これは大正以後に、侍従などの日記をもとに書かれたものだから、一次資料はそのもとの日記などを参照するしかない。 めんどうだな。 で、鎌倉宮の創建は確かに明…

大塔の宮

「大塔の宮」は、「おほたふのみや」「だいたふのみや」どちらの読みが正しいのだろう、 などと考えていたのだが、『太平記』「大塔宮熊野落事」では、 大般若の櫃の中をよくよく捜したれば、大塔宮はいらせ給はで、大唐の玄弉三蔵こそ坐しけれ。 などと書か…

ラバーダッキー

ラバーダッキーは羽毛が黄色でくちばしがオレンジなのだが、 アヒルにこんな色をした種はいないと思うのだ。 色合いや体型はどちらかと言えば鶏のひよこに近い。 とかいうことを気にし出すときりがないのだが、あまり普通の人は気にしないだろうな。

松山千春DVD

なんか去年の10月1日には出ていたらしいのだが、 たまたまamazonにサインインしたら見つけたので、 松山千春のDVDはみな買う主義なので、届いたから今見てる。 長い。 完全収録だからな。 「人生の空から」とか、初期の、サビに高音が多くて、めちゃくちゃ歌…

アオクビアヒルとマガモ(♂)

朝日山公園(12月18日) 1羽だけいるアオクビアヒル。 すぐにわかるのは、体の大きさくらいか。 あとやはり、カモは羽が尾羽くらいまであるが、 アヒルの羽は胴体の途中までしかないようだ。

ゲームとか。

なんか、煮詰まった。 シェンムー2とかやってみる。普通。 久しぶりに steam 起動。ほんとうに、久しぶり。アップデートがかかりまくって全然遊べない。 しかし、portal 2 はまだリリースされていない。今年出るらしいが。 新しい psp が1月27日に出るらしい…

夢金

船宿が出てくる落語に、夢金と言うのがあるのだが、 吉原の山谷堀にある船宿で、隅田川に出て深川まで行くと言う話。 三遊亭円生の話を聞いていると亭主と女将は一階にいて、船頭の熊五郎は二階で寝ている。 古い柳橋辺りの写真を見るに、この頃の町屋はほと…

同朋町

江戸の地図を見ているとあちこちに「同朋町」というものがある。 少し調べてみると、これが「同朋衆」の住む町であったことがわかる。 「同朋衆」というのは、だいたい室町時代から出てきたもので、世阿弥や千利休のような僧侶であって、 表坊主、奥坊主、な…

江戸繁盛記

深川の流れの末の浮かれ妻つひのよるせやいづくなるらむ 船底の枕並べて深川の遊びは客の舵をこそとれ まことなしと人に言はるる身ぞつらき客に情けも深川の里 身揚がりをして呼ぶ客はたをやめの心のうちも深川の里 柳橋新誌と併せて江戸繁盛記も読んでいる…

柳橋新誌

イモリよりもっと効くのは佐渡の土 イモリ黒焼きは精力剤・媚薬、佐渡の土とは金のこと。 浮き草や今朝は向こうの岸に咲く 転妓の具、三あり。曰く才、曰く貌、曰く金。而して金を重しとなす。 才は才能だわな。 貌は男っぷり。 金は金。 転妓とは芸者を転ば…

甲子太郎

前田愛『成島柳北』には、 甲子太郎は、柳北の本名で彼が誕生した天保八年(一八三七)二月十六日の干支が、甲子であったことから命名されたという。 と書かれているのだが、これは紛らわしい記述だ。 1837年は大塩平八郎の乱があった年だが、この年の干支は…

主人公

最近だと、物を書き始めてざっくりといったん最後まで書いて、それから後でディテールを肉付けして10倍くらいに嵩を増やすのだが、 まず短いうちに人に読んでもらう。 あまり長くなると読ませるのに迷惑だし、まあいろいろ差し障りがあるので、 すかすかなう…

軍記物

調べてみると、センター試験に軍記物が出たのは、今回が初めてではないようだ。 平治物語、源平盛衰記が出てるし、平家物語も軍記物のうちだろう。 やはり、保元物語と言えば、為朝とか清盛とかだと思うのだけど、 そこをあえてはずして、為義と義朝という当…

ホメオパシー

世の中に喫煙者が減って行き、喫煙所が削減され、たばこの煙の濃度がいくら下がっても、 風向きによってははるか遠くのたばこの匂いが気になる。 これは、ホメオパシーと同じ原理ではなかろうか。 どんどんたばこの煙に敏感になっていく感じ。アレルギー反応…

手のひらを返す

ふと気になったのだが、「手のひらを返す」というのは保元物語が初出らしい。

センター試験「国語(古文)」を解いてみる。

センター試験「公民・倫理」を解いてみる。 のまねをして、私も国語の古文を解いてみる。 自己申告すると、ややケアレスミスはあったものの、ほぼ解けた。 問1と問2は、文法の問題とも言えるが、問1はかなりトリッキーな、つまり現代語では解釈不可能で、ひ…

両面レーザプリンタ

某電機量販店はさすがに広いのでレーザプリンタも売られていたが、複合機やインクジェットの売り場から隔離されていてわろた。 オフィス用品であって家電ではないというくくりなのだろう。 某社の15000円。かなりコンパクト。これで、A4が250枚入り、両面印…

小沢城

非常に紛らわしいことに、厚木市愛川町には小沢(こさわ)城というのがあり、また、京王よみうりランドのそばには、 小沢(おざわ)城というのがある。時代もかぶっていて、紛らわしいにもほどがある。

レーザプリンタ

近所の家電店には、レーザプリンタが一つも売ってなかった。みんなインクジェット。複合機もみなインクジェット。困るね。 A4両面印刷可能な安物のモノクロレーザプリンタがほしいのだが。

ガラタ

イスタンブル近くのマルマラ海に白い砂浜があるのは、 ほぼ間違いないようだ。 もう一箇所。 ふむ。人工の砂浜ではなさそうだが、かといって、海岸すべてが砂浜ではなく、磯になっていたり、 護岸工事していたりするなあ。 ガラタ塔 というのは今はガラタ地…

はえぬき

買い物はできるだけネットスーパーでまとめ買いするのだが、 トップバリュの米 はえぬき が異様に安いので、 wikipedia はえぬきなど読んでみたが、 普通にブランド米であって、 値段の割にうまい米らしい。少し期待してみる。