不確定申告

tanaka0903

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

鎧袖一触

岩波書店新日本文学大系43保元物語、平治物語、承久記、を読み始める。 「もっとも古態をとどめる」写本だというので、おそるおそる読んでみると、 又、清盛ナンドガヘロヘロ矢ハ、何事カ候ベキ としか書いてない。 j-textsの保元物語だと まして清盛などが…

serious sam HD the first encounter at steam weakend deal

リハビリ中。 うはっ。 steamでシリアスサムが。 しかも初代だし。 6.79us$ だったので買ってみる。 撃ちまくり系FPSファンの期待作,「Serious Sam HD」の最新プレイムービーを掲載。 なるほど、serious engine 3 を使っているわけか。 まあ、マップが同じ…

J-Texts

j-textsにはいつもお世話になっているのだが、 完全に個人が運営しているサイトで、 よく見ると広告もけっこう入っている。 もしかすると広告収入等で運営されているのだろうか。

塙保己一

塙保己一資料館 温故学会。 盲目の身で群書類従を編纂。 どういうふうに関わったのだろうか。 すべて暗記??? ヘレンケラーが幼少時より「塙保己一を手本にしろ」と両親より教育されていて、 昭和12年には来日し、記念館を訪れている、というのもすごい。

ふと思ったのだが、

中国はいずれ東アジアの盟主としてアメリカと直接対決するときがくるだろう。 そのとき中国は、かつて東アジアの盟主として戦わねばならない立場にあった国を想起するだろう。 アメリカが真珠湾に艦隊を集結してアジアを威嚇していた時代を思い起こす。 実際…

古代豪族

青木和夫「古代豪族」を読む。 特に「将門記」の辺り面白いが、詳しいのは良いのだが、長くて眠くなる。 簡単に言えば高望王が平姓を賜って臣籍に下り、 上総国の介として赴任して以来、桓武平氏は複数の国にまたがって勢力を広げた。 これは板東平氏一族ど…

鎌倉宮

初詣を兼ねて鎌倉に行ってきた。 未だに参拝客は多い。 車が多く道が狭い。 要するに混雑している。 JR鎌倉駅東口から若宮通り段葛を鶴岡八幡宮入口まで歩いてそこからいったん右に折れ、 まずは宝戒寺に行く。 拝観料100円は他と比較すれば別段高くもない。…

アスカ

どうでも良いことだがアスカのドイツ語はドイツ人のハーフとは思えない日本人読みだ罠。 まあそこ笑うとこなんだろう。

武士の家訓

桑田但親著「武士の家訓」を読む。 少し面白い。 北条時重(義時の子): 力があり、持ち得る自信があっても、あまり大きな太刀や、ことさら目立つ具足を持ってはならない。他人に恨まれることになるからだ。 朝倉敏景: 名作の刀とか脇差などというものは、とく…

そのままそっくり。

実朝が歌を詠み始めたのは14才のとき、新古今集が成立した時期に相当するという。 実朝は新古今が大好きで 水鳥の鴨のうきねのうきながら玉藻の床に幾夜へぬらむ (金塊集) 水鳥の鴨のうきねのうきながら浪の枕に幾夜へぬらむ (新古今集) だから本歌取りどこ…

実朝の真作かもしれない。

ものゝふの矢並つくろふ籠手の上に霰たばしる那須の篠原 この歌は定家本系統には無いが、貞享本にはある。 なので実朝の真作かもしれない。 宮柱ふとしき立てて万世に今ぞさかえむ鎌倉の里 こちらも同様。 だが、未だにかなり疑問もある。 実朝歌拾遺という…

実朝の謎は深まる

図書館から、いくつか本を借りてくる。 太宰治「右大臣実朝」。 1943年。 なんか異様に長い小説。 実際に長いというより長く感じる小説。 戦争中になぜこんなものを鬱々と書いていたのだろうか。 小林秀雄「実朝」。 いきなり吾妻鏡。 小説は真実より深く行…

歌よみに与ふる書

歌よみに与ふる書 おほせの如く、近来和歌は一向に振ひ申さず候。正直に申し候へば万葉以来、実朝以来、一向に振ひ申さず候。 わろす。 実朝といふ人は三十にも足らで、いざこれからといふ処にてあへなき最期を遂げられ誠に残念致し候。 あの人をして今十年…

献血

やっぱ、海外渡航やら風俗やら経験のない高校生あたりから血は集めたいよね。 おやじともなるとどこで血が汚れているかわからんしな。

ふと思ったのだが、

和歌は雄略天皇の頃から今上天皇まで、百代以上にわたって続いている。 人麻呂や貫之や定家などのそのときどきの代表的な歌人は居るが、 千数百年もの時間軸の上での変遷を考えたときには、歴代天皇の御製というものが良い指標になる。 そこには明らかにある…

ポセイドン

海のトリトン(TV版)に出てくるボスキャラ、ポセイドンはポセイドンというよりは不動明王にしか見えない。 ポセイドンはギリシャ神話では三つ叉の銛を持っているものだが、これがまた不動明王が持ってる剣にしか見えない。 ていうか、銅像みたいにびくとも動…

気持ちの切り替え

さて、いつまでもほうけてないで本業に戻らねば。 のどかなる年の初めはおへぬればまたことしげき日々を送らむ

本歌取り

追記参照。 模倣歌だから贋作とは言えないようだ。 出でていなば主なき宿となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな (源実朝(吾妻鏡による)) ながめつるけふは昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな (式子内親王) 似てる(笑)。似すぎ。参考: 東風吹かばにほひおこせ…

拾遺集

誰の勅撰かわからないそうだ。 で、拾遺集に御製と出てくるのは詞書きから「天暦」とわかる。 つまり村上天皇。 「天暦御製」と明記されたものもある。 で、思うに、前の後撰集が村上天皇の勅撰なので、それの拾遺という意味で、形式的には拾遺集も村上天皇…

後撰集

朱雀院の兵部卿親王。 後撰集に一度だけ出てくるが誰のことだかさっぱりわからない。 朱雀天皇の皇子? 或いは醍醐天皇の皇子(朱雀天皇の兄弟)か。 朱雀天皇に男子はいない。女子も少ない。 醍醐天皇の皇子で兵部卿になったのは、 克明親王と有明親王があり…

宗尊親王

鎌倉幕府宮将軍。 鎌倉に和歌を広めたというが、見るべき歌は特になし。 兄弟の亀山天皇の方がまだおもしろい。 いかにせむ霞める空をあはれとも言はばなべての春のあけぼの 返歌 いかにせむ家に籠もりて独り酒飲まばなべての初春の頃 正月も二日三日にもな…

亀山天皇

あさましやうちまどろめば今日もまた暮れぬと鐘の音ぞ聞こゆる 昼間から寝ているのだろうか。 あぢきなや我は短き心にて山鳥の尾の長き恋をば 長続きしないひとだったのかな。 世の中に思ふことなき我が身かなとてもかくてもあるにまかせて 何も考えていない…

順徳天皇

山がつの園の垣ほの梅の花春知れとしも植へずやありけむ 山に住む田舎者の庭に梅の花が咲いているが、春を知っているとしても、無骨なので、植えなければ良いのに、 と言う意味か。 暁と思はでしもやほととぎすまだなかぞらの月に鳴くらむ ここでも「しも」…

光厳天皇

陰々滅々。 面白くなくはないが、なんかこう、どうしてこうなっちゃった感がすごい。 歌謡曲で言えば、五輪真弓や中島みゆきか。 あるいは演歌か。 北朝第一代。なんか思うところあったのかなあ。 まあいろいろ人には恨みは買ってるだろうな。 南朝の歌の影…

別にめでたくはない。

めでたいという人が多いので、敢えて言っておくが、 別に何もめでたくはない。

今日の唐桶

かもめがとんだ日 かもめはかもめ

なんか、寒そうな歌。

雲沈む谷の軒ばの雨の暮れ聞きなれぬ鳥のこゑも寂しき(進子内親王) 少し面白い。 まあ、昔はちょっと市街地を離れればもう深山幽谷みたいなもんだったろうから、 寂しいよねぇ。 霜寒き難波の葦の冬枯れに風もたまらぬ小屋の八重葺き (伏見天皇) 伏見天皇…

亀山天皇

亀山天皇は生きているうちに「法皇」と呼ばれていたらしい。 新後撰和歌集によれば「太上天皇」が後宇多天皇、「院」が伏見天皇、「法皇」が亀山天皇となっている。 しかし実際には、この三人の院はどう区別されていたのだろうか。

実朝の歌の謎。

鶴がをかの神のおしへしよろいこそ家のゆみやのまもりなりけれ おそらくこれは後世の偽作だろう。 あまりに武張っている。 金槐和歌集に収められた歌とはあまりにも違いすぎる。 金槐和歌集は実朝の私家集、おそらく成立は、実朝が定家に献じて定家が編纂し…

実朝・箱根山の歌。

箱根路を我越え来れば伊豆の海や沖の小島に浪の寄る見ゆ たまくしげ箱根の山のほととぎすむかふの里に朝な朝な啼く たまくしげ箱根の湖心あれや二国かけて中にたゆたふ (たまくしげはこねのみうみけけれあれやふたくにかけてなかにたゆたふ) ちはやぶる伊豆…