不確定申告

tanaka0903

小説

ネタのかぶり

『墨西綺譚』を今読み返すと失敗したなと思うよ。 とにかく、登場人物が多すぎる。 書く方は最初から頭の中に登場人物もストーリーもできあがってから書くわけじゃないですか。 だから、書き残しても自分は脳内補間できちゃう。 自分ではどこが説明不足か気…

原音至上主義

久しぶりに『エウメネス』を読み直してみる。 しばらくして読むといろいろ忘れているので新鮮に読める。 だいたいこんな感じで間違ってないと再確認する。 ギリシャはヘッラス、ヨーロッパはエウロパ、 パピルスはパピュルスと表記すべきではないのかなどと…

予定調和

読者の期待した方向へストーリーをもっていかないほうが意外性があってお得、 予定調和は罪悪、 手あかのついてない新しいストーリー展開にあえて挑戦、 という観念があるせいか、 ネットで感想を探し出して読んでみると、期待を裏切られたとか、 思ってたの…

kdpレビュー

『スース』はあっという間にレビューが終わるから、ああ、kdpのアルゴリズムが少し賢くなったのかなと思うと、 今度は『エウメネス』のレビューが全然終わらない。 中で何が起きているのかさっぱりわからない。 思うに、レビューというのはコピペルナーみた…

映像化

私は、脚本家やライターが書くような文章は絶対書くまいと決めている。 そういうプロの仕事はプロの方々にお任せすればよい。 自分は原作者だと思っているのだ(プロの原作者もいるわけだが、原作というのは古典やらなんやら含めて広く、という意味で)。 普通…

スース

一度パブーで出してたスースがkdpで出ます。 書いたのはもう2年も前で、しかし、話の骨格は割と原型を留めていると思う。 今回はイラスト頑張ってみた。 これはもう、clip studio だけで描いたイラストなんで、商用利用は可能だと、 考えていいわけだよね? …

特務内親王遼子

特務内親王遼子 PDF無料版 kdp始めて半年ばかりが経って、 小説を11個も出してみると、 だいたいの傾向がわかってくる。 『エウメネス』はなぜかほっといても勝手に売れる(そんなたくさんではないが)。 これはまあわかるんだが、 それ以外のも何かの無料キ…

巨鐘を撞く者

『巨鐘を撞く者』が週明けくらいに出版されると思う。 業務連絡ですが、すぐには買わないでください (いきなり買う人は今までいなかったらいないとは思うけど)。 一週間ほどちょこちょこ文章直します。 改版前と後を有料でもいいから読み比べたいという奇…

訂正

物語を時系列に書いてないもんだから、 後から読み直してみると、 前後がつじつまあわないことが発覚したりする。 石油ストーブの側で綿入れ半纏を着て着ぶくれした子供、 つまりこれは冬の寒い頃の光景なのだが、 話の流れ的にはどうしても梅雨時か初夏でな…

ミステリー

ネットぐるぐるしてたら「将軍家の仲人」のレビュー を見付けた。 すごくちゃんと読んでくれていて嬉しい。 一応、補足しておくけど、新井白石が家継の仲人になったという史実は確認されてない。 少なくとも私が調べた範囲ではない。 でも白石が仲人役をやっ…

kindleベストセラー

ものすごくじわっとだが、売れ続けている。 この先どうなるかわからんが少しは夢見ても良いのかもしれん。 『ノーファインダー』だが、しばらく読んでいるとスカイツリーの話題が出てきてどうやら 2010年くらいが話の舞台らしい。 作者は40代半ばくらいか? …

不知所終堂

kdp で割と改版する方なんだが、 アマゾン見てると、「出版社」を書かないと、版も表示されないような気がするんで、 とりあえず出版社名を決めようと思い、 「不知所終堂」 とすることにした。 読みは、フチショシュウドウ、かな。 ややこしい名前だ。 不知…

ヒストリエとか

KDP をやり始めて、おぼろげではあるが、読者がいて、他にどういう傾向の本を読んでいて、 どんな感想を持っているのかが、わかるようになった。 パブーの頃はPVとダウンロード数とコメントしかないのだが、 コメントはほとんどもらえなかった。 第三者の意…

世界史

なぜエウメネスだけ(少ないが)売れるのか。 パブーでも(少しながら)売れたのはセルジューク戦記くらいだしな。 世界史を書けばいいわけ、私は。 ていうかそれ以外無料にして、 「エウメネス」とか「セルジューク戦記」とかで売って、 そっちの方の新作を…

日本の電子書籍

マンガ抜きに、電子書籍は制覇できない おそらく、ベゾス氏が期待しているのは、出版社提供の電子書籍の売り上げからマージンを得るビジネスではない。本命は、アメリカで成功した「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」だろう。すでに、アメリカではここ…

紙の本と KDP と同人誌

KDPと、本屋と同人誌即売会の境目が無くなった空間 「同人誌即売会で”個人が作った本”を買って読む」という同人誌特有の楽しみ方(読書体験)が、KDP本にあるかないか。 ええっと。 いやそれはないです。 少なくとも私にはない。 同人誌買いに行かないし、自…

損益分岐点(取らぬ狸のなんとやら)

またどうでも良いことをうだうだ書くわけだが、 ぼちぼち売れてたりするといろいろ考える。 KDPで1000部くらい売れれば、趣味というか同人活動としては上出来だと思うが、一冊250円印税70%で売ったとして、 17万5千円。 小遣いにはなるが出版だけで飯を食っ…

『将軍家の仲人』無料キャンペーン

KDP で定期メンテナンスというのをやったせいだと思うのだが、 この作業自体はアメリカ太平洋標準時で夜中の10:00から11:00という短いものらしいのだが、 その前後に処理が溜まるらしくて、KDP 激重。 予期せぬエラーがでまくる。 フラストレーション溜まる…

無料キャンペーン

安藤レイ 無料キャンペーン中。 あれっ。 もう 14冊も配布されているぞ。 しかも、エウメネスまで売れている。4冊。 こ、これが無料キャンペーンの威力か・・・。 逆に怖い。 エウメネスみたいな短編は250円で売るのは割高になるから、その代わり、DRM をは…

エウメネスとか。

KDP時間というのは、太平洋標準時、つまりシリコンバレー標準時であって、日本時間は16時間遅れ。 無料キャンペーンを開始しても一日くらい遅れるらしい。 「安藤レイ」に関しては、まあ、たぶん誰が読んでもそこそこ面白いのではなかろうか。 歴史物ですら…

kdp無料キャンペーン

なんかもういろいろ試しにやってみないとわけわからんことばかりだ。 とりあえず「安藤レイ」を無料キャンペーンにしてみた。 3月18日から22日まで。 もう一冊やろかと思ったのだが、どうも、一度にキャンペーンは一つしかできないらしい。 無料だとどのくら…

KDP価格無料設定

青空文庫のやつとかProject Gutenbergのやつとかブラックジャックによろしくとか、KDPで0円で売ってるじゃないですか。 でも、この仕組みがなんかややこしい。 印税は35%か70%のどちらかの設定で、 35%のときの最低価格は0.99us$、 70%のときは2.99us$ とな…

書籍販売のビジネスモデル

Google Reader から Bloglines に避難したが、 避難先の方が居心地が良かったでござる。 それはそうと、 今 KDP はまだガラガラにすいていて、 検索かければ割とすぐみつかるけど、 その分人も余りいない。 いつか見た光景だなと思ったらWebの初期がちょうど…

原作

某マンガが映画化されて原作者に支払われた額が少ないという話なのだが、 あれは明らかに一発ネタで、それをアシスタントいっぱい雇ってだらだら水増しして、 さらにそれを無理矢理映画化しただけのものだと思う。 しかも、最初のアイディアを漫画家が全部思…

出版停止

川越素描をドラフトに戻した。 かなり大幅に書き換えたいと思っている。 完成はいつになるかわからん。 足利義教と織田信長が似てるという話があるらしい。 信長は義教の生まれ代わりだとか。 面白い人ではある。 還俗した征夷大将軍には、護良親王(建武)…

A Sketch of Kawagoe

kindle版川越素描 やっと出た。 ていうか、芥川龍之介の素描三題 なんか見ると、ものすごく短い短編。 ショートショートというか、掌編小説というか。 司馬遼太郎の『アメリカ素描』というのは割と長い随筆なんだが、 まあ、素描といったら、 スケッチなわけ…

秩父

新人賞に応募したやつをパブーで公開してそれを今度からはkindleで出そうと思っているのだが、 パブーのやつも順次kindle化していく。 で、「川越素描」kindle版を用意していたのだが、もともと400枚くらいのかなり長い小説なんだが、 そもそも太田とか長尾…

死屍を食う男

葉山嘉樹は好きで良く読むが、 どちらかといえばざくっとしたものを書く人で、 面白いのとつまらないのの差が激しい。 「死屍を食う男」は子供向けの怪奇小説を書きたかったのだろうが、全然面白くもないし怖くもなかった。 なんじゃこりゃと思った。

つゆのあとさき

永井荷風『つゆのあとさき』だが、文字数を調べてみると150枚程度で、さほど長くもない小説だが、 とにかく内容の割に登場人物が無駄に多いというか、だらだらしてて読みにくい。 当時のカフェの風俗をそのまま記した体験記もしくは資料としては面白いのかも…

人斬り鉤月斎

「人斬り鉤月斎」というものを書いているのだが、 またどこかの新人賞に応募すると思う。百枚ぎりぎりくらい。 タイトルどおり普通の剣豪小説、時代小説のたぐいなのだが、 自分的に剣豪小説書くのはすごく珍しい。たぶん初めて。 書いてみるとわかるが、普…