不確定申告

tanaka0903

2015-01-01から1年間の記事一覧

1809 Militärarzt

Johanna Spyri の父 Heusser, Johann Jakob が 1809年に軍医となっているのは明らかにこれはナポレオン戦争の真っ最中である。 イタリアかどこかに派遣されたのだろうか。気になる。

右往左往遺伝子

現状を変更しようというときに、 既得権益を持っている連中は必ず反対するのだが、 それによって誰が既得権益を持っているかすぐにばれるのだが、 それが左翼の場合(あるいは右翼も同じかもしれんが)、 だいたいどういう反応をするか、私もだいぶ学習した…

西園寺公重

定家を調べていて、ついでに西園寺家についてもずいぶん調べたのだが、そうすると南北朝の頃の西園寺家について、いろいろ疑問がわいてきた。 西園寺家は関東申次であり、公家ではあるが、北条得宗家との関係が深い。 北条氏が滅んでも当時の当主の公宗は北…

和歌と詩

詩というものはあらゆる時代のあらゆる民族に見られる普遍的なものだ。 詩には長短や強弱などの律(リズム)がある。 或いは押韻がある。 そしてふつうは一番短くても四行くらいはある。 中国の七言絶句やペルシャのルバイなどが典型だ。 この四行を核として…

メディアの業

すでに靖国神社合祀、産経購読10年、地方紙5紙の社説がソックリ。 などに書いたことの蒸し返しになるが、 私は2006年8月時点で日経を見限って、以来ずっと産経を読み続けていることになる。 ということは現時点でもまだ10年経ってないわけだ。 2つ目の話題…

Johanna Spyri

ハイジは 1880年に出版された前半部分 Heidi's Lehr und Wanderjahre (元祖ハイジ) と 1881年に出版された後半部分 Heidi kann brauchen,was es gelernt hat (ハイジ続編) に分かれており、 元祖ハイジの著者は Von der Verfasserin von "Ein Blätt auf Vron…

Erde der Hand

Wie ein zarter Fremdling stand sie unter den übrigen Bergblumen, als gehöre sie einem andern Lande an und harre still und blaß auf fremder Erde der Hand, die sie versetzen würde nach dem heimatlichen Boden. auf fremder Erde der Hand とは何…

Ihrer Keines vergessen

ドイツ語が異様に難しいのだが、例えばヨハンナシュピリの小説のタイトル、 Ihrer Keines vergessen 高橋健二というドイツ研究者はこれを「彼らの一人をも忘れず」と訳している。 たぶん、Ihrer = Keines vergessen なのだと思う。 あなたたちのこと。すなわ…

大村益次郎銅像銘文 解説

大村益次郎の銅像を見に行った。に書かれていた解説をもらいに行った。 駐車場の受付(?)ではもらえなかった。 いろいろ人に聞いてやっと受け取ることができた。 内容は同じようで微妙に違う。 原文は載せてほしかった。 あと、碑文だが、円筒状になっていて…

宇治谷 順

「キュレーター」は面白い。 しかし評判が悪くて連載打ち切りになったそうだ。 連載ものは最初だけうまくてあとはつまらないのが多い。 連載にこぎつけるまでは原作者も編集者も真剣なのだろうが、 いったん連載に持ち込めば惰性で続けているだけなものが非…

auブックパス

ガラケーをスマホに買い換えて約1年。 最初は出たばかりの xperia Z ultra を買ったのだが、 無茶な使い方をしていたせいでとうとう割れて使えなくなった。 それで今度は xperia z3 にした。 xperia は初代タブレットの頃から使っているが、 だんだんによく…

歌学概論

源俊頼とか六条清輔とか藤原定家とか後鳥羽院とか本居宣長とか香川景樹とか萩原朔太郎とか正岡子規とか丸谷才一とかいろんな人の歌論を読んでいるのだが、 こんな風に中世から現代までの和歌を論じたもの、 和歌概論とでもいうか、 そういうものを書いたり研…

古きを慕う

和歌は外来語や漢語に対して排他的であるというが、 実は大和言葉自体に対しても同様だ。 はるさめ、とは言うが、あきさめ、こさめ、きりさめ、などは和歌には使われない。 これらの語が俳句や都々逸に使われるのはまったく問題ないことだ。 なつさめ、ふゆ…

後鳥羽院初学の歌

この頃は 花ももみぢも 枝になし しばしな消えそ 松の白雪 後鳥羽院御製。正治後度百首(1200年末)。新古今。 後鳥羽院の 1200年より前の歌というものは残っていない。 当時満20歳。 和歌の習い立てに定家の 見渡せば 花ももみぢも なかりけり 浦の苫屋の 秋…

胃がもたれる

脂っこい外食で胃がもたれる。 自宅でインスタントラーメンとか食べても平気だが、 外食のラーメン屋はアウト。 年を取ったものだなあ。 炭水化物中心にストレスない程度に食べた方がよい。 我慢して食べないとたしかに痩せるのだが、血液検査結果がどんどん…

藤原氏の勉強2

いわゆる大化の改新とか乙巳の変というのは蘇我氏のお家騒動に過ぎないように思える。 主家は滅んだが、蘇我一族が滅んだわけではなく、皇族が力を付けたかというとそういうわけでもなく、 藤原氏の台頭はもう少し後だ。 大化の改新が天智天皇と中臣鎌足によ…

高倉院御製

新古今に見える高倉院御製四首。 275 瞿麦露滋といふことを 白露の 玉もて結へる ませのうちに 光さへ添ふ 常夏の花 「瞿麦」はエゾカワラナデシコ。 「ませ」は「まがき」のこと。 524 紅葉透霧といふことを 薄霧の たちまふ山の もみぢ葉は さやかならねど…

藤原氏の勉強

藤原氏と天皇家の関係は、 不比等の娘・宮子が文武天皇に入内するまでは見られない。 文武の皇子・聖武天皇にふたたび不比等の娘・光明が入内して皇后になった。 つまりこの二代にわたる入内と、人臣で初めての皇后の位についたのが事実上の藤原氏の歴史の初…

ソーヴィニヨン・ブラン

ソービニヨン・ブランは飲みやすいのが多いが、 最初ちょっと変な匂いがするなと思っていた。 飲んでいるうちにだんだん気にならなくなるのだが、最初の開けたての一口目が気になる。 ぎんなんみたいな、うんこみたいな匂いだなと思っていたのだが、 ある人…

ふりかえると。

昔の日記など読むに、 和歌を詠んでいたのは学部生だった頃、つまり1986から1989年くらいなのである。 そのあとずっとブランクがあって2009年に再び詠み始めた。 つまりは田中久三という名前にしてからだ。44歳。 式子内親王の 忘れめや あふひを草に ひき結…

朝吠える犬

いつも早朝隣の家の犬が鳴く。 一定間隔で鳴き続けるので犬が飼い主を起こそうとしているが、飼い主がなかなか起きぬのかと思って、 窓を開けてよく聞いてみると、 もっと複雑な鳴き方をしているようであり、 要するに犬と飼い主がじゃれているのである。 朝…

墨汁一滴

正岡子規『墨汁一滴』とは、墨汁一滴分の短い日記という意味だろう。 そういう条件で引き受けた随筆という意味かもしれん。実際かなり短い日もある。 万葉調の優れた歌人として、 源実朝、賀茂真淵、田安宗武、橘曙覧、平賀元義らが挙げられているのだが、 …

天皇の系図

天皇の系図を見ていると、どうも、応神・仁徳あたりでようやく難波に進出しており、 それまでは九州あたりにいたのではないかと思えてくる。 景行天皇の熊襲征伐、神功皇后の三韓征伐、継体天皇の時代の磐井の乱、 天智天皇の頃の白村江の戦いなど、大きな戦…

フランス料理

firefoxにはyoutubeの動画をmp4かaviかそんなんで落とせるプラグインがある。 落とせるやつとおとせないやつがあるんだが、 私が普段通勤途中に周りの音を聞かないためにだらだら聞くようなやつはだいたい落とせる。 ルネサンスのリュートとかバッハとかだが…

chrome book acer

chrome book を使い始めたのだが、 一番気に入らないのはキーボードだ。 刻印はUS配置なのだが、それをJISに直して使っている。 私は仮名入力派なのだがUSをJISで使うと「ろ」が打てない。 キーが足りないのだ。 仮名入力オプションがあっても結局はローマ字…

遊牧生活希望

夢を語ると、もし金持ちになったら今の仕事を辞めるのは当然だが、 それで豪邸を建てたりはしない。 アパホテルの数千円くらいの禁煙シングルを泊まり歩きたい。 田舎ならそのくらいで泊まれるはずだ。 それより安いところは、寝心地はともかくとして他の客…

農協がどうのこうの

票田を失ってまで改革しようというのは評価してあげなくてはならない。 おそらく今しかできなかったのだろう。 都市住民には農協も漁協もない。 組織票がない。 ああ票田を失ったのだ。 だから代わりに票田になってあげたいのはやまやまだがそんな組織が存在…

犬が嫌いだ

年取ると怒りっぽくなるというが私はまさにそれだと思う。 昔は散歩が好きだったが、 今は道を歩いていると車や自転車や他の歩行者や道路行政に腹が立ってしょうがない。 もっと車が少なくて、歩道が広くて、自転車がいないところ、 自転車がいてもいいが坂…

たがよべばとて 春は来るらむ

水戸に出張したときに作った詩。今更題を考えるのが面倒なのでとりあえず無題。 関東水戸城 一夕偶来泊 饗宴雖招吾 憂心欲独酌 水戸にたまたま一泊した。みんなで呑もうと誘われたが、そのあと独りで飲みに行った、という話。 いそぢこえてなほいきめやもそ…

サハラの民

民主主義とか報道の自由というものは、 ヨーロッパやアメリカの秩序で世界が実際に治まっていたころには正しかったかもしれん。 というより、結果論としてうまく行っているから社会主義よりか資本主義が「正しい」、 全体主義よりか自由主義が「正しい」と言…