不確定申告

tanaka0903

2010-01-01から1年間の記事一覧

さんま

今年はサンマが不漁でイワシが安いというが、安いイワシというのはいったいどこに売っているのだろうか。 安いというくらいだからサンマの半値とかでばんばん売られてなくては嘘だが、 そんなものはみあたらない。 サンマの味というのはイワシとか丸干しのメ…

詠草

この頃は酒飲む金もなかりけり仕事の憂さを晴らす薬を

父子鷹2

1955年から新聞連載して連載終了前に映画化しているから、 最初から映画の原作として書かれたんだろうな。 ていうか、小説は完結してないんだから、 先に映画の原作があって、それを小説化しつつ映画化したというところか。 ウィキペディアなんかだと映画化…

父子鷹

子母沢寛の「父子鷹」にはかなり脚色が入っているようだ。 仕官する間際に同僚を投げ殺し牢に入れられたたなどは史実ではないようだ。 まあそういうもんかもしれんね。

生存確認

何を騒ぐか などを読んでいて思うに、 よけいなところに無駄に公務員の人件費をかけるなよと思う。 わざわざ高齢者宅を個別訪問させるなど、行政の合理化効率化や、 公務員改革にどんだけ逆行してるのかと。 警官で良いじゃないか。 なぜ警察官を巡回させな…

新選組異聞、他

子母沢寛「新選組異聞」を読み始めるが、「新選組始末記」とほとんど重複。 「始末記」が異様に長くて読みにくいので、抄出して、加筆も多少はあったのだろうけど、 「始末記」をよんでおけば特に見るべきものはない。 異聞は始末記の翌年に出ているのだが、…

serios sam 2nd encounter

リハビリとしてシリアスサム2nd encounterを難易度normal でやっているのだが、 ひろびろとした、ピラミッドが中央と四方にある平原まで来たところで、 まったく進めなくなった。 まあ、私のようなプレイヤーのために easy とか tourist というモードが用意…

tomb raider 3

tombraider シリーズの最高傑作は、やはり tombraider 3 だよな、 とか思いながら、気分転換にやり始めたわけですよ、たぶん、1年か2年ぶりくらいに。 しかも、MacOS 9 版ですよ、最高クオリティのね。 最初、Windows Xp でやってたらフリーズしまくりなんで…

武士の歌

新選組始末記には、武士の歌の引用も多い。 清河八郎 魁けてまたさきがけん死出の山迷ひはせまじすめらぎの道 砕けてもまた砕けても寄る波は岩角をしも打ち砕くらむ 君はただ尽くしましませおみの道いもは外なく君を守らむ 宮部鼎蔵 いざ子供馬に鞍置け九重…

子母沢寛

相変わらず、子母沢寛「新選組始末記」を読んでいるのだが、 この、芹沢鴨や坂本龍馬などの暗殺の描写というのは、 おそらくは子母沢寛が新聞記者時代にこつこつやってきた独自取材なのであって、 新選組始末記が初出であって、 他の時代小説や漫画などはみ…

新撰組始末記

新撰組始末記の中に「竜馬暗殺」という章がある。 「勝海舟」の中の描写とほぼ同じ。 しかし「軍鶏を買ってこい」というセリフはなく、 また「おれは脳をやられた。もういかん」ではなく 「慎太、僕は脳をやられたから、とても駄目だ」となっている。 まあ、…

子母沢寛と司馬遼太郎 2

思うにこれまで、子母沢寛と司馬遼太郎というのは、あまり対比して語られることはなかったと思うのだが、 比べてみるといろいろと面白い。 境遇が似ている。何度か面談もし、対談も残している。 どちらかと言えば、司馬遼太郎が一方的に慕ったかたちだ。 子…

子母沢寛と司馬遼太郎

1967年に子母沢寛と司馬遼太郎が対談している。 子母沢寛は1968年に死んでいるので最晩年だが、 司馬遼太郎は44才、「燃えよ剣」や「殉死」など、 初期の作品を書いたばかりの頃だ。 司馬遼太郎ははたちくらいに子母沢寛の「新撰組始末記」を読んで、 どうし…

子母沢寛

子母沢寛という人は、彰義隊や新撰組のことばかり書いているので、 てっきり江戸っ子か何かかと思っていたのだが、wikipedia を読むと彼の出自はさらに濃い。 祖父が彰義隊に参加した江戸の御家人で、 箱館戦争までつきあって敗れてそのまま北海道に定住した…

紀貫之と吉田松陰と坂本龍馬

坂本龍馬の有名な歌 世の中の人は何とも言はば言へ我がなすことは我のみぞ知る については以前も考察した1)2)。 これは直接には、吉田松陰の歌 世の人はよしあしごともいはばいへ賤が心は神ぞ知るらむ を本歌とするものだと思っていたのだが、紀貫之の歌に …

さながら

ふと、「さながら」という言葉が気になったので、 さみだれの日数まされば飛鳥川さながら淵になりにけるかな 恨むべき人はさながら昔にて世にも知られぬ身とぞなりゆく 秋ぞ変はる月と空とは昔にて世々経しかげさながらぞ見る 為兼 思ひ寝の夢にうれしきおも…

ほんとうの秀歌

後撰集や拾遺集を読んでいるのだが、 ほんとうの秀歌というのは、三代集、つまり古今・後撰・拾遺集のよみ人知らず、 または人麿の歌にこそあると思うんだな。 しかし現代日本人はまず、小倉百人一首から和歌に入る。 そうすると、とんでもない駄作、まった…

松下ソニー時代

日本がかつて一億総中流社会とか、終身雇用などと言う、産油国かなにかのような、 繁栄を謳歌したのは、松下やソニーや東芝や日立や三菱などの家電会社からの、 膨大な税収があったからだ。 私は、たとえば松下幸之助が、個人的に偉大だったというつもりはま…

示現流

示現流は、一の太刀があって二の太刀がないと言う。 しかし、西部劇ではあるまいし、 一発だけで勝負が決まるというのは実におかしな話だ。 剣道でも残心というものがある。 一の太刀しかいらないのであれば残心も不要だ。 示現流は戦国時代に出来たのではな…

賭博税

他にもいろいろ考えてみた。 今、法律で禁じられていることを、高額納税者にだけ許可する。 その代わり税金をよけいに払う。 たとえば賭博。 年収が2000万円以上の人は、たとえば年に200万円まで賭博をしてもよい、ということにする。 年収が1億円の人は1千…

重婚税

日本の税収を画期的に増やす方法を思いついた。 重婚を許せばよい。 日本は昔から金持ちにはたくさん妾がいた。 倫理的にどうとかは知らん。 性別に限らず、重婚した場合には、たとえば年に500万円くらいの税金をかける。 そうすれば、 年収が2000万円の人は…

夏の歌

拾遺集と後撰集を読み始める。 「よみ人も」とはなんじゃと思ったが、「題知らず」に続けて「よみ人も知らず」という意味なのだな。 古今集に比べて夏の歌が多い。 蝉の声聞けばかなしな夏衣薄くや人のならむと思へば 今日よりは夏の衣になりぬれど着る人さ…

義経

司馬遼太郎全集をまた読み始める。 「義経」の最初の方に、 武家は二流にわかれている。源氏と平家であった。その勢力地図もくっきりしている。源氏は東国に地盤をもって騎馬戦が強く、 平家は西国に地盤をもって、海戦と貿易に長じていた。 というのだが、…

しちすつの濁音のこと

司馬遼太郎が「歴史を紀行する」に 坂本竜馬は生涯、どの土地のたれに会ったときでもまる出しの土佐弁で押し通したという。 おかしければ本居宣長の「玉勝間」を読め、というところであろう。 そこでは土佐人の発音の正確さについてほめて書かれているのであ…

人の出去りし跡を掃くことを忌むこと

玉勝間というのは、徒然草に匹敵するものだと思うのだが、あまり古典として高校教育などで読むことはないのだが、 その玉勝間に 人が出でゆきしあとを掃くことを忌むは、葬の出でぬる跡を掃くわざのある故なり とある。人を追い払ったあとで塩をまくというの…

椿三十郎

おもちゃの刀をいじっていてふと気づいたのだが、 椿三十郎の最後の立ち会いの場面で、 三船敏郎は、左手で左にさした刀を外側に向かって抜き、 右手を左手と刀の間に入れて、 右手で刀の背を押し出すようにして、相手の右脇腹を押し切りしている。 というこ…

呟葉和歌集

呟かれた歌改め呟葉和歌集だが、 google adsense の広告の選ばれ方がなかなか面白い。 自費出版だとか、美術品骨董だとか、俳句や短歌の教室だとか。 英語版と日本語版を分離した。

仮名遣意見2

假名遣を國民一般に行はうと云ふことは不可能であると云ふ論があります。此の方の側は大槻博士の御論の中にありました。其の中の最も有力なる論據として仰しやるには、斯うして委員が大勢居るけれども委員の中で一人でも假名遣を間違へないものはないと云ふ…

鴎外の仮名遣意見

假名遣意見 森鴎外。 すばらしいね、こういうものがさくっと検索してただで読めるのだから。 この中で、本居宣長のことは、本居とか、本居先生とかで出てくるのだが、 扨(さて)古學者が假名遣のことをやかましく論じて居るのに、例之ば本居の遠鏡(とほか…

藤原氏も徳川氏も大差ない。

思うに、徳川氏だって、武力によって強権的に統治していたのではなく、 常備軍を撤廃し、諸侯の軍事行動も極力抑制・抑圧し、 武装解除に近いことをして、 鎖国やキリスト教の禁令などによって生産性や社会的な発展を犠牲にし、 天皇家の権威を飼い慣らして…