不確定申告

tanaka0903

2013-01-01から1年間の記事一覧

食事

この年まで立ち飲み屋とか居酒屋とか焼き肉屋ばかり開拓してきたので、 いざ食事をしようとしてもどこも知らない。 もしかしたら自分に合った料亭とかあるのかもしれんが、まったくしらん。 しらんものはしらん。

シチリア

ノルマン人がシチリアを征服したときにシチリアはすでにアラブ人とギリシャ人による海運立国であり、同じ海洋民族でもありかつ傭兵でもあったノルマン人がその支配者として乗っかった形になったのだと思われる。 ノルマン人の数はおそらくそんなに多くはなく…

しばらく昼の三時とか四時くらいから、遅くても五時六時飲み始めるみたいな生活をしていたのだが、 仕事が後ろに移ってきたせいで、飲みに行くにも八時九時となってきた。 そんでいつもの飲み屋をのぞくともうたくさん客がいて、はいりにくい。 あけたばかり…

だんだん良くわからなくなってくる。わかってきたのかもしれないが。

まあ、ふつうの作家も、自分の作品全部が良いできばえだとは思ってないだろうけど、 しばらく時間をおいてみると、 できのよしあしが感じられてくるようになる。 将軍放浪記、将軍家の仲人、エウメネス、巨鐘を撞く者、この四つは、まあおすすめできる。 お…

TPP

家が農家とかいう人の話聞いてると、特に米なんてのは、一年のうちほんのわずかしか働かないのな。 だいたい夏至くらいに田植えして、秋分くらいに収穫するわけだから、四ヶ月ってところで、 あとは特に何もすることがない。 最近は特に機械化されているから…

琴線

幸仁親王関係。 図に書いてみるとすごくめんどくさい。 図は必要。 ていうか図無しでは読者わからんと思う。絶対に。 ていうか、徳川家と天皇家がこんなにややこしく入り組んでるとは、 普通の人は思いもよらんだろうね。 いやいや普通じゃない人も普通知ら…

勅撰集の成立

白河天皇の時代に、後拾遺集と金葉集という二つの和歌集が出たこと、かつ、白河天皇の時代に、古今集、後撰集、拾遺集が整備されたことは大きな意味があった。 これらの、白河天皇の時代の事業によって、 初めて勅撰集というものが定期的に刊行されることに…

詞花集

萌えいづる 草葉のみかは 小笠原 駒のけしきも 春めきにけり 小笠原は小笠原氏発祥の地であり、甲斐国巨摩郡にある地名。 巨摩郡と書くが駒郡という意味であろう。 広大な馬牧場があったか。 富士や白根山などの連峰の谷間の牧草地に春が来ると、 新緑だけで…

金葉集三奏本と詞花集

ざっと見ただけだが、 詞花集には、和泉式部や赤染右衛門が復活していた。 少しおもしろくなってる。 金葉集三奏本にも和泉式部や赤染右衛門が復活してる(笑)。 まあ白河院の指示だわな。 そりゃそうだと思うよ。 なんか選者が怒られてるのが目に浮かぶわ…

金葉集

ざっと読んでみたが、これはつまらん。 実際読んでみれば、金葉集三奏の謎というのは明らかだ。 白河院は、つまらんから二度も作り直させたのだ。 三度目は仕方ないから終わりにした。 三奏目で満足して嘉納したというのは嘘だろう。 つまり、後拾遺集には、…

安堂ロイド

別に文句を言いたいわけではないが、『安藤レイ』の宣伝も兼ねて少しだけ。 未来からアンドロイドがタイムマシンで来る話なのよね。 だからまあターミネーターかドラえもんみたいな話なので、 メディカルアートを博士課程で研究した女性が、 日本のロボット…

kdpの年

まあ、おもうに、今年の最初のころは kdp 始まったばかりでみんなおもしろがって書評かいてくれたりしてたけど、 今は一応無料キャンペーンで数は出るが、 たぶんもうみんないろんなうぞうむぞうな本が出てくるから疲れちゃって、 チェックしてらんない、読…

季節の変わり目の風邪

風邪引いてだるい。 こないだ白血球が減ってたから免疫弱まってて治りにくいのかな。やだな。 はやく薬代えたい。 秋や来ぬ夏やおはりぬ暑からで寒くもあらで風邪ぞひきつる 夏の夜の暑さに風邪をひきし身にけふは涼しき秋風ぞふく どうかね。

後拾遺集

結構百人一首に採られてるな。 43 心あらん 人にみせばや 津の國の 難波わたりの 春のけしきを 能因法師。ジャストシステム様、能因法師を一発変換できるようにして欲しいです。 46 立はなれ 澤べになるゝ 春駒は おのがかげをや 友とみるらん 着眼点がおも…

陽成天皇暴君説

陽成天皇が暴君だったかどうか、判断するのは難しい。 同時代資料としては『日本三代実録』があるが、これには大したことは書かれてないようだ。 ぼかして記述してあるというが、 陽成天皇に不利な部分がぼかしてあるのか、有利なことがぼかされているのか、…

ネタのかぶり

『墨西綺譚』を今読み返すと失敗したなと思うよ。 とにかく、登場人物が多すぎる。 書く方は最初から頭の中に登場人物もストーリーもできあがってから書くわけじゃないですか。 だから、書き残しても自分は脳内補間できちゃう。 自分ではどこが説明不足か気…

kdp

『超ヒモ理論』は自分でもすっかり忘れていたが、 最初は 2011.4.25に山崎菜摘名でパブーに公開したものだった。 つまり、2011.3.11の東日本大震災の直後に書いたのだ。 「完全にパブーのエディタだけを使って書き下ろした」「三日くらいで書いた」 とか書い…

藤原淑子

藤原淑子。長良の娘、基経・高子の異母兄弟。 臣籍に下った定省王(源定省、後の宇多天皇)を猶子とする。 淑子さんも宇多天皇の即位に運動したかもしれんね。 でもそれは弱い気がする。 菅原道真公 光孝天皇が崩じたとき,尚侍の淑子は直ちに皇位の印の剣璽…

宇多上皇

古今集読んでるとわからんことがわらわらわいてくる。 光孝天皇は、即位するとき、基経に、まずは固辞したが、 それでもどうしても即位しろと言われて、 じゃあ私は一時的な中継ぎなんで、私の息子たちはみんな源氏にしちゃいますね、 皇統は文徳天皇か清和…

イグザレルト

心房細動は今回はでなかったが、 前回からイグザレルトというのを飲んでいるのだが、 白血球が減ってると言われた。 ググってみてもイグザレルトで白血球減ったとか言う話は出てこない。 まあ、新薬なのと、たまたま体が合わないのかれしん。 また一ヶ月後検…

来たるべき日曜日 他6編

うーん。 短編集の二話目まで読んだ。 悪くないが、これはなんか、ギャグ漫画を文字おこしした感じだな。 展開が現実離れしてて、しらける。 マンガとしてならさらっと楽しめるかもしれんが・・・。 日本刀は折れないと思う。 曲がるだけだ。 なんだ頭で考え…

如月の望月の花

願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ 西行の命日(とされている日)はグレゴリオ暦だと、3月23日。 旧暦で如月の望月というのはちょうど春分くらい。 西行はだいたい春分(3月20日か21日)くらいをあてにしてこの歌を詠んでいるはずだ。 春分に咲…

五・七五・七七

思ひきや ひなのわかれに おとろへて あまのなはたぎ いさりせむとは 倒置表現というのは、万葉時代にもあったわけである。 ただし、初句切れの倒置表現というのは、小野篁が最初かも知れない。 万葉時代のはだいたい二句切れで、 こころゆも われはおもはず…

古今集の時代

古今集は平城天皇から醍醐天皇までの歌集なんだが、 平城天皇の歌が残っているのは、たぶん、 平城天皇から在原氏が出て、在原行平が宇多天皇から歌を集めるように依頼されたからだろう。 次の嵯峨天皇は和歌には何のシンパシーもなかった。 嵯峨、淳和、仁…

源氏を賜った皇女

普通、皇女や内親王は、一般人と結婚するときに、 皇籍を離脱して、そのまま夫の姓になる。 たとえば、清子内親王は、結婚したあと、 区役所に婚姻届を出したと同時に皇籍離脱して、黒田という姓になったことになっているようだ。 これが「臣籍降嫁」という…

おもひきや

丸谷才一が『新々百人一首』で、 小野篁の歌 思ひきやひなのわかれにおとろへてあまのなはたきいさりせむとは この「おもひきや・・・とは」という倒置表現が、 漢詩の語順の影響だというのだが、はてどうだろう。 たしかに冒頭いきなり「おもひきや」とやっ…

亭子院歌合

勝、負、持(ぢ)は引き分け。 左の奏は巳時にたてまつる。 方の宮たち、みな装束めでたくして、州浜たてまつる。 大夫四人かけり。 右の州浜は午時にたてまつる。 おほきなるわらは四人、みづらゆひ、しがいはきてかけり。 かけり、というのは担いだという…

大津皇子

日本で最初に漢詩を作ったのは大津皇子ということになっているのは『懐風藻』の冒頭にいくつか大津皇子として漢詩が載っているからだ。 大津皇子がほんとに漢詩を作れたかはあやしい。 弘法大師が温泉見つけたようなもんだと思う。 が、しかし、作ったかもし…

小野篁

小野篁は菅原道真と同様に和歌も漢詩もうまかった人ということになっているのだが、 漢詩人というには詩がそれほど残っていない。 たとえば、頼山陽なら一冊の詩集になるくらい大量に詩を作っているし、 当時も菅原道真や嵯峨天皇は大量に詩を残している。 …

新々百人一首

古今集を調べている関係で丸谷才一『新々百人一首』を再読しているのだが、うーむ。 二条妃の「雪のうちに」の解釈が異様に長い割には、何も言ってないのに等しい。 最後に「高子のこの絶唱と並ぶほどの返歌は業平にもむづかしかったらう」などと書いている…