不確定申告

tanaka0903

源氏を賜った皇女

普通、皇女や内親王は、一般人と結婚するときに、 皇籍を離脱して、そのまま夫の姓になる。

たとえば、清子内親王は、結婚したあと、 区役所に婚姻届を出したと同時に皇籍離脱して、黒田という姓になったことになっているようだ。 これが「臣籍降嫁」というものだろう。 だから、清子内親王がいったん「臣籍降下」して、 たとえば源清子という名前になり、 源清子が一般人として婚姻して黒田清子になったわけではない。 もしそうなら一時的にも、昭和源氏というものが生まれたことになる。

或いは皇族以外と婚姻しても内親王などの身分はそのままで、 厳密には姓がない、のか。

だが、女性でも源氏をたまわって臣籍降下した人いる。 たまたま見つけた。 源潔姫 という人だ。 しかしいくらなんでも四歳で良房の妻になったりするのだろうか。

他にも例があるのだろうか。 ああ、嵯峨天皇の皇女には源氏を賜った人がたくさんいるな。 光孝天皇宇多天皇にもいるな。 源順子 とか。

ついでだが、 宮家の場合は「親王」ではなくて「王」なのだな(間違った。「親王」の場合もある)。 で、厳密には姓があるのかないのかよくわからない。 宮家から皇籍離脱したときには、たしかに宮家を姓とするように思われる。

ふむ。宮号というのは、称号であって姓ではないようだ。 しかも宮家の当主で皇族男子しか宮号は用いないのだから、やはり姓ではない。

つまり宮家というのは、普通に皇族(変な言い方だが)なわけだ。

ふむ。たとえば、 伏見宮明王は伏見博明という名前になったわけだ。