不確定申告

tanaka0903

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

六帖詠草

蘆庵の六帖詠草を読み始めたが、 ほんとうにただのただごと歌もたくさん混じっていて、 しかも詞書きが長いのが多く、中にはもう延々と長いのもある。 眠気を催すほどだ。 どれをというのではないが、 うづまさにあるほど、夕つかた風吹き荒れて、高き木の枝…

あやめ

五月五日は菖蒲湯に入るわけだが、旧暦だと、ちょうどあやめの花が盛りの頃なわけで、 花の咲いたあやめを湯に入れていたのだろう。 今は葉だけだが。 華やかさが全然違うわな。 鯉のぼりにしても、今の六月中旬の、梅雨入り前にあげるとまた全然違う印象だ…

落合直文他

緋縅の鎧を著けて太刀佩きて見ばやとぞ思ふ山ざくら花 これが、革新の歌なのか。 ただ勇ましいだけで、大したことはない。五月人形的な幼稚さしか感じられない。 というか、幕末維新の志士の歌と同工異曲というか。 愛国百人一首にでも載せればよかろう。 与…

桂園派

熊谷直好。「桂門1000人中の筆頭」とか。 どうだろうかこの大げさな言い方。 木下幸文。「桂門下の俊秀」とか。 菅沼斐雄。「桂門十哲の一人に数えられ、熊谷直好・高橋残夢・木下幸文と共に桂園門下の四天王と称される」とか。 「歌壇に君臨」とか。 思うに…

ここちこそせね

データベースで調べてみると古くからけっこうあるのに驚いた。 恋しきにきえかへりつつあさつゆのけさはおきゐん心地こそせね 在原行平 風吹けば川辺涼しく寄る波の立ち返るべき心地こそせね 夜とともに恋ひつつ過ぐる年月は変はれど変はる心地こそせね 頼め…

桂園一枝

桂園一枝だが、わずか987首、拾遺715首、合わせて1702首、しかない。 蘆庵の六帖詠草・同拾遺に比べるといかにも少ない。 桂園一枝・同拾遺であるが、読もうと思えばあっという間に読めてしまう。 詞書も少ない。たったこれだけか、というのが第一印象。 さ…

Serious Sam HD The 2nd Encounter クリア

クリアと言っても一番簡単な tourist でさらっと最後までいっちゃった感じ。 やりこむような時間もなし。 昔やったときを思いだしつつ。 最初がマヤ、次が古代メソポタミア、最後が西欧の大聖堂。それぞれ特に脈絡なし。 それぞれにラスボス戦あり。 1st Enc…

桂園一枝 恋・雑

いかでかく 逢ふは夢なる ここちして つらき別れの うつつなるらむ 限りあれば ふじの煙も 立たぬ世に いつまで燃ゆる 思ひなるらむ このころまで富士山は活動していたか。 世の常の 草の枕の 旅にのみ やつれたりとや 人は見るらむ すきまあれば ふたり伏す…

似ている歌

景樹の長歌に 春雨に おくれし雨か さみだれに さきだつ雨か ・・・ というのがあり、自分の 春たけて 春雨ならで さみだれは まだしき雨を 何とか呼ばむ と同じ心を詠んでいるのをみて、少しうれしくなる。

桂園一枝 春・夏・秋・冬

しのすだれ おろしこめたる 心をも 動かし初めつ 春の初風 しのすだれは篠竹で作ったすだれ。 都人 とひも来るやと 松の戸を 開けたるのみぞ 宿の春なる 景樹は徳大寺家に出仕し、堂上の歌会も出席したとあるので、 その歌に「都人」「大宮人」とあるのは徳…

「桂園一枝講義」訳

ネットで調べてたら見つけた。 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 抄出

文献複写

新編国歌大観から、景樹と蘆庵の歌をちまちま書き写していたが、まったく時間も足りないんで、 特に蘆庵歌大杉。 図書館で文献複写させてもらうことに。 全部コピーしても1枚10円で500円になりません。 さすが新編国歌大観。 電話帳なだけはある。情報量大杉…

steam cloud

serious sam HD の saveデータがどこにあるかわからん。 steam cloud というやつでサーバ側で管理しているのかとも思ったが、 別のPCでは同期できませんとか言われた。 steam cloud のやつ(笑)。

固定資産税・都市計画税来た

固定資産税減額終了(笑)。 かなり高くなった。

桂園派

香川景樹の桂園一枝、同拾遺は、近世和歌集に収録されているが、抜粋であって、 全体は新編国歌大観を見るしかないようだ。面倒くさい。 だいたい全部で二千首くらいあると思われる。 めんどうだが、やはり自分で一通り目を通してみないと、 他人が選抜した…

夏の盛りの思ひやらるる

春たけて 暑さましゆく このごろは 夏の盛りの 思ひやらるる

たけゆく

また和歌データベースで遊ぶ。 21代集をカバーしているので、そこそこ遊べる。 「たけゆく」だが、 「月」「月影」「日影」「春」「夏」「秋」「年」 など。 一番古いのは古今集かげのりのおおきみ さ夜ふけてなかばたけゆく久方の月ふきかへせ秋の山風 次は…

子午線

子午線を動かすという話だが、 なぜこのような話になるのか、よくわからない。 たとえば、沖縄や長崎など日本でも西の方では、東京と比べると1時間以上日が落ちるのが遅いわけで、 これ以上子午線を東にずらすと、ますます一日が何がなんだかわからなくなる…

steam の新しい UI について

steam のユーザインタフェイスが変わってアップデートがかかって、起動しなくなった人が多いらしく、 おかげでこのブログへのアクセスが急に増えた(笑)。 そういう場合は、 c:\program files\steam\steam.dll をどこかに待避させて(あるいは削除して)、 も…

スーダンの日本人医師

もうひとつのスーダン 日本人医師川原尚行の挑戦。 テレビでやっているのを見たのだが、 確かに彼のやっていることは、立派なことだが、 医師免許をもっているのであれば、仮にスーダンで失敗しても、 日本で医者として働けばいつでも復帰できる。 妻は小学…

万葉調批判

長くなるので分ける。「布留の中道」。 日本紀、万葉、八代集までを見て、末の世の風は下劣なり、歌は万葉、日本紀を出づべからずと思ひて、 後世の歌の姿・詞一切用ゐず、万葉・日本紀を実と蓋として、この中を出づることならざる歌人あり。 これは末代の衰…

詠歌大概

さらに、「布留の中道」。「詠歌大概」とは定家の歌論書。 「布留の中道」には 三昧に入るがごとく、心を幽かなる所に留めて、人の未だ詠まざる風情を求めよ 道なき所に向かひて道を求め、及ばぬ境に吟じて新しく詠ぜんと、ならぬまでに心をかくべきなり 旧…

楠公讃

上田秋成の歌、三首: 君が思ふ 君にありせば 剣太刀 研ぎし心の かひぞあらまし あなたが思うような主君であったならば、研ぎ澄ました心の甲斐もあったでしょうに。 最初の「君」は楠木正成を、次の「君」は後醍醐天皇を指す。 君こそは 君を知らざれ 天地の…

春の家居

日の光 満ちぬる春に 家ゐして 庭の木の芽の 伸びゆくを見る たけ高く なりゆきなむと 庭の木に 春の日差しの たのまるるかな 軒近き 隣のやぶも 今はなし とほくに来鳴く うぐひすを聞く やはらかき 庭土踏みて 生ひ出づる ちぐさもも草 根引き抜く頃 こぞ…

ただごと歌

小沢蘆庵の歌論「布留の中道」など読む。 紀貫之が「ただごと歌」と言ったのは、一つは古今集仮名序の いつつには、ただことうた、 いつはりのなき世なりせばいかばかり人のことのはうれしからまし といへるなるべし。 という箇所で、花鳥風月を詠むといった…

千春

松山千春ライブ ~33年の時を越えて~。 千春が BS2 に出てたのでちらっと見る。 もっとちゃんと見れば良かったのだが。 何しろBS2とは言え、放送されるものだから、いつものように、言いたいことも言えなかったのだろう。 トークはややおとなしかったが、や…

steam エラー

そういえば serious sam HD: second encounter がすでにリリースされたはずだわなと思い、 steam を起動させるとなんか look & feel がずいぶん変わっている。 しかも、 Fatal Error: Failed to load Platform Modules などと言われて起動できない。 steam.d…