不確定申告

tanaka0903

読史余論

岩波文庫「読史余論」を読む。 戦前の復刻版で旧漢字、読みにくいが、難解ではない。ゆっくりと読めば良いか。 思うに、新井白石という人は、武士が元々、天皇や公家の政治について思っていたことを、 きっぱりはっきりと言ってのけた。 時の幕閣の一人として、多少の遠慮はあるとは言え。 将軍の教育係として、その教科書として読史余論が書かれたという背景にもよるだろう。 正直に思ったままを書いたというべきだろう。