不確定申告

tanaka0903

酒を詠んだ戯れ歌

飽き果てぬ酒に心の失せぬ間に酒なき里にうつり住ままし

あさか山かげさへ見ゆる山の井の浅くぞ酒は飲むべかりける

ゑはばとて秩父の山のいはが根のいはずもありなむよしなし事は

雨降れば湯気にくもれる窓の戸のゑひて心のなどか晴れざる

春の日に酒てふもののなかりせば花は咲くとものどけからまし

いづこにか酒をのがれむみよしのの奥にも酒はありてふものを

けふも酒明日もさけさけむらぎもの心のぬしは酒にこそあらめ