2010-03-24 酒を詠んだ戯れ歌 詠歌 飽き果てぬ酒に心の失せぬ間に酒なき里にうつり住ままし あさか山かげさへ見ゆる山の井の浅くぞ酒は飲むべかりける ゑはばとて秩父の山のいはが根のいはずもありなむよしなし事は 雨降れば湯気にくもれる窓の戸のゑひて心のなどか晴れざる 春の日に酒てふもののなかりせば花は咲くとものどけからまし いづこにか酒をのがれむみよしのの奥にも酒はありてふものを けふも酒明日もさけさけむらぎもの心のぬしは酒にこそあらめ