不確定申告

tanaka0903

2009-01-01から1年間の記事一覧

司馬遼太郎2

司馬遼太郎は案外著作は少ない。長編が多いせいかもしれない。 歴史小説で時代が古い順に並べてみる。 秦漢 項羽と劉邦 平安初期 空海の風景 平安後期 義経 室町 妖怪 戦国初期 箱根の坂 安土桃山 梟の城、夏草の賦、新史太閤記、尻啖え孫市、功名が辻、城を…

司馬遼太郎

「燃えよ剣」を読むまで、まったく気がつかなかったのだが、結構重大なことのようなので調べてみる。 「燃えよ剣」の中で司馬遼太郎は、近藤勇が日本外史の愛読者であり、 また頼山陽にまねた書を書くなどと書いている。 近藤勇は当時の平凡な田舎武士、ある…

司馬遼太郎と日本外史

司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んでいたら、近藤勇の愛読書として「日本外史」が出てきた。 その紹介はあっさりとしたもので、 楠木正成についてもごくありきたりの解釈。 もしかすると、司馬遼太郎は、平家物語や太平記辺りの日本史についてはあまり興味がな…

産業

まあ、なんというか。 空港、高速道路、鉄道とか。 米作とか麦作とか。 国内の製造業とか。 かつては日本を支えてくれていた産業が今では足かせになってるわけだよな。 もう輸出産業は拠点を海外に移すしかない。 国内は内需だけで回していけば円高でもかま…

応仁の乱

正直なところ、とてもわかりにくかった。 wikipediaなどを合わせ読んで初めて理解できた。 日本外史だけ読んで応仁の乱をわかる人はいないのではないか。 ある程度の予備知識があった上で読めばおもしろいかもしれんが。 かといっていきなりwikipediaの応仁…

徳川正記

日本外史全巻 読み下し文pdfで公開されている。 これはすごい。 ところで徳川正記徳川氏を読み始めた。 他の箇所はだいたい読んでしまったので、気分転換。 長い。 しかも必ずしもおもしろくない。 分量としては日本外史全体の四分の一を占める。 しかしまあ…

菊正宗

菊正宗だが、上撰でもキクマサピンでも、開栓して一週間くらい立つともわっとしてくることがわかった。 開栓してすぐだとあのもわっとした感じがない。 ミュージアムで飲んだときにも感じなかったのは開栓まもなくだったからだろう。 ずっとあれが山廃の味だ…

菊正宗ミュージアムに行ってきた。

酒はすべて安い。 普通の半値か1/4くらい。 しかしつまみがない。 ほんのちょっとだけセットに乾き物ついてくるくらい。 水はあるが、自分で適当に(麦茶などの)チェイサーを持って行った方がよい。 あるいはビールを持ち込むのもありか。 周りになんか軽食…

菊正宗の味が変わった件

追記あり 今月に入ってからときどき通っている某店でいつもの日本酒をとっくりに常温で飲んでみると、 味が変わっているような気がする。 なんか山廃っぽい味になっている。 今までなんの変哲もない普通の日本酒だったのだが、 なんかざわざわした、微妙な味…

足利幕府

義満が死んでから、義教、義政の辺りをだらだらと読む。 予想してたよりおもしろい。 実は足利幕府の絶頂期というのは義満ではなく、義教の時なのかもしれんと思った。 関東管領を滅ぼし、さらに調子に乗りすぎて赤松満祐に殺されてしまった。 足利幕府とい…

頼山陽にピアス

東京都公立図書館横断検索 などでちまちま調べていたのだが、 野毛山図書館には頼山陽関係の図書がばっちりそろっていたので、読みに行く。 「頼山陽にピアス」など読む。 広島在住で頼山陽研究者や子孫らと直接交流できる著者しか知り得ない、 いろいろ貴重…

今日の朝食

蕎麦乾麺100g。冷やして、めんつゆに薬味、わさび。 冷凍庫に凍らせた、麦と米が3:2のご飯を解凍し、ふりかけ。 九州白味噌のみそ汁に増えるわかめ。 カフェオレ。

頼山陽とその時代

中村真一郎著「頼山陽とその時代」を読み始める。 これはすごい。 頼山陽に少しでも興味がある人は必ず読むべき。 量が多すぎる。 しかしまあ、いろんなことが網羅されているのは良い。 入手しにくいだろうが、首都圏の図書館を片っ端からwebで検索すると意…

本朝覇史

見延典子著頼山陽によれば、最初山陽は「本朝覇史」という名前にしようとしていたが、 叔父の春風の提案で「日本外史」としたのだという(上巻第二部第八章)。 また、水戸藩が編纂していた「大日本史」を模倣して尊皇論風に書かれているが、 その主題は、徳川…

六無斎

林子平 親も無し妻無し子無し版木無し金も無けれど死にたくも無し

Unofficial History of Japan

日本外史は英語にも訳されたというので、 絶版になった本はgoogle様がオンライン化している可能性があるので、 検索してみたのだが、 なかなかみつからない。 ただ、日本外史は英語で Unofficial History of Japan というらしく、 また、外史氏曰くは、 The …

見延典子 頼山陽

山陽の妻となる梨影が山陽の字を「飛び跳ねる」ような「怒っているような」字だと言っている。 確かに、くせ毛がピンピン跳ねているような、一種独特の書体だなと思う。 大阪の商家というところは、日本の中でもほとんど唯一、自由で人生を楽しむという雰囲…

頼山陽 日本外史

安藤英男著「頼山陽 日本外史」を読む。 これはなかなか愉快な本である。 頼山陽自筆の原稿の写真など掲載されている。 なるほどこんな筆跡だったのかなどと思う。 頼山陽の没年が1832年だというので、 没後150年の1982年にこの本は出版されている。 この本…

平家物語

通勤や旅行などに平家物語の文庫本を持ち歩くようにしている。 というのは、比較的安くいつでも手に入るからである。 移動中に本を読むのは良いとして汚損したり紛失したりもする。 その点、平家物語は無尽蔵と言ってよい。源氏物語くらい入手しやすい。 こ…

野党

自民党は初めて野党になったのではない。 1993年からしばらく、日本新党なんかから総理大臣が出てた。 自民党は社会党(笑)と連立して与党復活。 日本史でたとえれば(笑)、南朝と北条時行が組んだみたいなものだ。 いやまてよ、たとえになってないな。組んで…

漫画について熱く語られているので反応してみる。

須賀原洋行氏のご批判について。 うーんと、つまり、出版社があり編集長が居て編集者が居て作家があるというシステムと、同人誌みたいにそんなものがまったくない形態と、併存しているのだが、同人誌とかブログとかそういうゲリラ戦術的なものが有効な場合も…

亦不知其所終

ブログタイトルを変えてみた(笑)。 「不確定申告」ははてなに残しておこう。 ちなみに「亦不知其所終」とは、北条高時の息子、時行が南朝側について高氏と戦い、 「どこで死んだかわからない」と言われている(洞院公賢の日記園太暦、今川了俊の難太平記)こと…

範頼@アンサイクロペディア

アンサイクロペティアの源範頼 の記述が異様に詳しくて笑えた。 主な執筆者は極楽丸という人のようで、 他にも 源頼家 などを書いている。 なるほど、義経とか頼朝とか北条政子辺りの有名どころだといろんな人が編集に関わりあってくるのだが、 範頼とか頼家…

千早城と吉野城

新田次郎の「新田義貞」をさらに読んでいるが、あまり気持ちの良い話ではない。 いちいち作者が解説をしているのもいらいらするし、 太平記が元々小説だから、自分も小説家として同じような解釈はしたくない、 などとどうでも良いことを書いている。 千早城…

営業なのか。

なんか、店長がバイトをどなる声を客に聞かれちゃまずいだろ、さらに言えば、 店長が客を説教しちゃいかんだろ、 みたいな意見を言うひとが多いようなのだが、 どちらかといえば普通のサラリーマンか営業職とかそういうたぐいの人たちが、自分の境遇を居酒屋…

善光寺

長野に出張があるので、善光寺に参詣してみるか。 長野市は初めてだな。 なんか、歴史的に押さえておくべきことがあるかな。

法住寺合戦

法住寺合戦。 これはひどい。 義仲も家人にいさめられ、 後白河法皇も公家らに諫められているが、どちらもひかなきゃこうなる罠。 首都を制圧している者としてはクーデターに出るしかなく、 また義仲に最後通牒を出しておき、 平知康なる宮廷人に比叡山と園…

切腹

腹を切って内臓露出しただけじゃ死ねないんだよ。 一日くらいは絶命しないこともある。 だから、江戸時代に様式化されると、苦しまないよう介錯が始末してくれる。 もともとは苦しんで恨みを残して、周りに迷惑をかけて汚く死ぬための死に方だったわけだし。…

石橋山と石垣山

石橋山は源頼朝が挙兵後に敗れて真鶴から安房へ海路逃げたという、古戦場。早川漁港から南に少し行った海っぺり。 石垣山は秀吉の小田原攻めで一夜城が建ったところ。生命の星地球博物館の近く。 場所も近く紛らわしいが別の場所。 佐奈田霊社 一度まとめて…

暑くて寝れない

眠くなりません。