賤の心もしづごころなし
牧水のまねをしてみた。今は後悔してる。
居酒屋のともしびともる夕暮れは賤の心もしづごころなし
ええっと。 敢えて解説すれば本歌は吉田松陰の「賤の心は神ぞ知るらむ」と、 紀友則の「静心なく花の散るらむ」です。 で、賤と静をかけるのは静御前の歌があって、以下省略。
をちこちの夜の巷をはしごしてまずは立ち飲み次は居酒屋
本歌は大村益次郎の「朝顔の花のようなるコップにてきょうも酒々明日も酒々」。 のつもりだったが原型留めてないな。
しづのをは夕暮れ時も待ちかねてはや立ち飲みの戸をくぐるらむ
夕さればやうやく店は開きつつまずはいづちへ行くべかりける
居酒屋の数そふ町にわが住めば夜の宴のつひえもおほし
夜ごと飲む費えはさすがおほけれど他にこれてふたしなみもなし
知り合へる人も増えたり世の中に交はらむとて飲むにはあらねど
デブ。
痩せしとき買ひたる細きジーンズの今は履けなくなりにけるかも
細ければえも履かざるを痩せたらばまた履かばやと積みておくかな
米もうまし佃煮もよしと食ふほどにけふもいかほどわが太りけむ