不確定申告

tanaka0903

アマゾンの書評

アマゾンの本で、特にキンドル本のカスタマレビューを読んでいるのだが、

全然書評になってない人がいる。ていうかほとんどすべては書評になってない。

短すぎて情報量がゼロなやつ。「おもしろかった」と言われても困る。 子供じゃないんだから。 子供にじゃあどこがおもしろかったかと聞くと「全部」と答える。 それと同じ。

本の帯の煽り文句みたいなことを書く人がいる。 たぶん著者のファンなのだろう。 それを書くことで他の人もその本を買ってくれると思ったら大間違いだ。 その本の編集者やら、他の作家が依頼されて煽り文句を書くのは仕方ない。 いずれにしても参考にはしないが、本の帯なら読むことは読むが、ただのファンが書いたものは読む時間が無駄(な場合が極めて多い)。

長々と、最高におもしろい、抱腹絶倒、などなどと極端な形容詞を並べてあって実は内容は空疎。 きっとこの本のおもしろさを言葉でなんとか表現したかったのだろうが、逆効果だ。

このぼぼ という人の書評はすこしおもしろい。 まあ、著者の同業者なのだろう。 書評というのは、著者とは違う視点で著書を読み、解釈してくれることがありがたいのであり、 そういうユニークな書評がいくつか集まると、 もちろん自分が読みたい本を探すのにも役立つだろうが、 本を読み解く役にもたつわけである。 つまり、自分がざっと読んでも気づかなかったこと、考えも及ばないであろうヒントを書いてくれるのはありがたい。

いろんな人の書評を読んだ限りでは、どうも自分が読んだのよりはずっと浅いところまでしか読んでない。 さらに文章表現能力が足りないからさらに浅いところまでしか書けてない。 そんなのばっかりだ。 お金払うんだから、より深く読んだほうがお得なのに(笑)。 ファンだと言っておきながら実は何も読んでない人が多いんだろうなと思う。