不確定申告

tanaka0903

断片のメモ書き

最近パブーがずいぶん軽くなったのではないか。 サーバーを増強したのだろうか。 あまりに快適でパブーらしくない(笑) パブーというサービスがこれからも順調に提供されていくことはありがたい。

若い頃から小説は書きたいと思っていたが、書いてみると自己嫌悪に陥るので書かずにいた。 一昨年くらいから急にこつをつかんだような気がして、小説を書き始めたのだが、だんだんにかけなくなった。 最初はネタが切れたのかと思ったがそういうわけでもない。 ネタはなくもない。時間とともに勝手にたまっていくのだけど、やはりコツがつかめずにいるのである。

自分が書くべきことはだいたいこの辺だろうと目安ができてきた。 この辺に餌をまけばどういう魚が当たるかということも少しわかる。 しかし、そうやって範囲を狭め制約を増やすということは書くことをずっと難しくしてしまう。

以前は書きながらストーリーを考え、考えながらストーリーがどんどん変わっていく。 または、一度書いたものを全部捨てたりもした。 そりゃ仕方ない。書き慣れてないのだから。 書き慣れてくると今度はなかなか書き出せない。 自分という人間がどんな小説を書くのかというのがわかってくると今度はそれを目標に書くようになる。 試行錯誤や無駄うちをしない分、頭の中に完成像ができあがるまでかけない。 しかしそれではどんどんディテイルを忘れてしまうから、メモ書き程度の断片をどんどん書いておく必要があるだろう。 脳の中でパイプラインの分業をやり、脳の外にときどきたまったバッファを書き出すようなものだ。 今までは「一つの自我」がすべてを「無意識」にやっていた。 しかし今ではその作業の多くが「意識」の上にあらわれてきて、複数の「意識」と「無意識」が分業して、 それらの「調整」が必要になった。 そういう書き方を今までしたことないからうまくかけないのだろう。

もう一つ。 以前は、自分で読んで面白いと思える小説がないから自分で書くことにした。 自分で書いた小説というものが一応世の中に存在するようになると、今度は、 それよりもっと面白い小説が欲しくなる。 要求のレベルがあがってしまう。 それもかけなくなる理由の一つだと思う。