不確定申告

tanaka0903

2013-03-20から1日間の記事一覧

よも

「よも」は昔は普通に使われていた言葉で、たぶん、 「四(よ)」と「面(おも)」がつながった言葉だ。 岩波古語辞典には「も」は方向を現す、ともあるが、「おも」の「お」が欠落した形、とも。 「お」が欠落したというより、「田の面(たのも)」とかも、…

ますらを

「ますらを」というのはもともとは大夫、丈夫、とか、立派な男子、勇ましい男子、という意味であった。朝廷の官僚を言ったこともある。そのほか、 「ますらたけを」とか「ますらがみ」とか「ますらをのこ」とか。 だが、古今時代になると、「漁夫」「猟師」…

江戸の役人事情

予想したのと全然違ってドロドロした話で、 江戸時代の幕臣ってすげー腐敗してたんだなあとか、 まあ、勝海舟とか大塩平八郎とか子母沢寛とかの話をさらに生々しくした感じで、 興味深く読んだ。 しかし怖いのでたぶん自分はネタにはしないと思う。 時の風評…

籤引き将軍

「籤引き将軍足利義教」というのを読んだのだが、 四人の候補の詳しいプロフィールとか書かれていて役に立ったが、 東大総長がくじ引きで決まったという前書きとか、 それから急に時代をさかのぼって堀河天皇践祚が占いできまったとか、 そのときの白河上皇…

中山家

『明治天皇記』嘉永五年、明治天皇出生。 当時は祐宮(さちのみや)と呼ばれていた。 父は孝明天皇、母は中山慶子。 典侍というから中宮や女御の次くらい? 生まれた場所は慶子の実家、中山八邸。 中山家は藤原氏の公家だが、二百石というから、かなり貧乏だ…

光格天皇

光格天皇は、上皇になってから崩御したので、当時の慣習によれば、光格院と諡号されるはずであったが、 天皇号が復活して、光格天皇と諡された。 それは公家から武家に強く要望したからだという。 公家の中では中山忠能だけが反対したという。 後に明治にな…