煙草専売と特攻隊
宣長のことを調べてるといろんなことが。
日露戦争の軍費を調達するために煙草が国の専売になって、 最初に作られたのが「敷島」「大和」「朝日」「山桜」 だったそうだが、これは宣長の歌にちなむという。 宣長が愛煙家だったからだそうだ。
口付たばことは、円筒状の中空のやや厚手の口紙というものを両切りたばこの片側のはしに取り付けたもので、 口紙を口にはさみ、つぶして吸ったらしい。 要するに口紙とはキセルの吸い口の代用品ということだ罠。
wikipedia 読んでるといろいろ愉快なことも書いてある。
金鵄あがって十五銭 栄えある光三十銭 朝日は昇って四十五銭 鵬翼つらねて五十銭 紀元は二千六百年 あゝ一億の金は減る
元歌。
金鵄輝く日本の 栄えある光身にうけて いまこそ祝えこの朝 紀元は二千六百年 あゝ一億の胸はなる
神風特攻隊の最初の四部隊も「敷島隊」「大和隊」「朝日隊」「山桜隊」 と名付けられたそうだ。
道の辺の尾花がもとの思ひ草今更になど物か思はむ
「尾花が本」「思ひ草」ともに煙草の異称としても使われている。
たしかに、明治時代には「敷島)」「大和)」「朝日)」 ともに軍艦の名前としてある。 しかし「山桜」は見あたらない。 またこれらが宣長の歌にちなむかどうかは、建造時期が違うのでなんともいえない。 しかし、敷島と朝日は同じ敷島型戦艦 であり、宣長の歌にちなむと見てよく、すると宣長の歌が日本政府に利用された一番最初の例は戦艦の名前と言って良いのかもしれん。 すごい人気である。