kindle
紙の本と違い kindle では斜め読みや飛ばし読みがしにくい。 無意識的に昔私は紙の本をかなりざっと読んでいたらしい。 適当にとばして、一番最後の解説や後書きを先に読んだり、 真ん中辺りを拾い読みしたりしてたらしい。
それで一冊読んだ気になっていたらしいのである。
kindle ではそういう雑な読み方はできない。 1ページずつ読んでいくしかない。 そうすると私はすぐに眠くなるか読む気がなくなるらしい。
逆に文章を校正するにはkindleは向いている。 丁寧に読んでいくしかないからだ。 今まではワープロで打って紙に印刷して赤ペンとか緑ペンなんかで校正していたが、 その作業を完全にkindleでやるようになった。 少なくとも、紙とトナーの節約にはなる。 誤字脱字などものすごく気付く。
kindleはどんな長編でもかさばらず重くならないから、 長編小説を読むのには適した媒体ではあるんだろうが、 紙の本よりも長い文章を読むのが疲れる。
私のkindle本でも長いやつはレビューを書かれない傾向がある。 レビューというのは一気に読んだ勢いで書くものだろうと思う。 中編くらいの、さっと読みやすい分量の小説、 もしくはマンガのようなものが、 結局は kindle には向いているのかもしれんなあと、 少なくとも売れやすいのではないかと思う。