2012-07-04 散楽 読書 能楽は幕府の式楽(公式の儀式に用いる音楽・舞踊)であったというが、 散楽はもっぱら娯楽だったのだろう。 家宣は自分でも散楽を歌い踊るほど好んだという。 側用人の間部詮房がもとは猿楽師見習いであり、側室の喜世ももとは踊り子であったというから、 その意味するところはとらえようによってはかなり重大である。