不確定申告

tanaka0903

2014-05-19から1日間の記事一覧

て居り

喜田貞吉サンカ者名義考 を読んでいると、平安朝末期の散木奇歌集に うからめは うかれて宿も 定めぬか くぐつまはしは 廻り来て居り という連歌があるという。 散木奇歌集とは何かというと、源俊頼の家集であるという。 どうみてもこれは連歌というよりは、…

なみより出ででなみにこそ入れ

武蔵野の広漠とした風景をうまく表した歌 むさしのは 月の入るべき 山もなし 草より出でて 草にこそ入れ これは江戸時代の俗謡で元は、藤原通方という人の歌 むさしのは 月の入るべき 峰もなし 尾花が末に かかる白雲 であるという。採られているのは続古今…