2010-03-15から1日間の記事一覧
いまさらながら、ハレンチ学園やあばしり一家やデビルマンを小学生の頃読んだ世代にしてみれば、 ああいうものが規制されなかったほうがおかしいと、改めて思う。 ただ単に、役人も、世間一般も無知だっただけだろう。 規制されるべきかどうかの議論にはあえ…
さて、「しきしまの」という言葉の用例を和歌語句検索 で調べると、 なんと、続後撰集が一番古い。 つまり、このデータベースは古今集から後なので、 万葉時代には枕詞として使われていたが、その後長く忘れられており、 千載集の序で 敷島の道も盛りにおこ…
玉勝間を読んでいるのだが、 これはまあごくふつうの随筆、短文集。 「酒を酌みて飲む」とは唐国のしわざであって皇国にはいにしへも今もない、 古くは歌にも文にも「酒を酌む」とは言わなかった、と。ただ単に「酒を飲む」と言うべきだと書いてある。 まあ…
岩波古語辞典を見ると、「やまとだましひ」「やまとごころ」の意味として 「(漢詩文の能力に対する)実務処理能力」のことと書いてある。 まあ、あえて意訳するとそうなるわけだが、 今で言えば、いわば、学校で習う語学や数学などの学問としての知的能力に対…
ええっと。 新古今恋五辺りを読んでいると、 忍びて語らひける女の親、聞きていさめ侍りければ 参議篁(小野篁) 数ならばかからましやは世の中にいとかなしきはしづのをだまき 藤原惟成 人ならば思ふ心をいひてましよしやさこそはしづのをだまき などと出てく…