不確定申告

tanaka0903

帝都春暦

帝都春暦をパブーに公開。 かなり趣味に走っているからと、全部読まないとたぶん意味不明な内容だから、全部公開して無料にしておいた。 こういうのを面白いと思う読者は(文章の善し悪しとかは別として、テーマ的に)はたして日本人の何パーセントなのだろうかね。

春暦というのはつまり為永春水『春色梅児(ご)与(よ)美(み)』にちなむ。

もちろん私が東大文学部の助手の生態など知るはずがない。 まして女子高等師範学校のことなど。 しかも大正末期の。 すべて想像で書いている。 大きく外してなければ良いのだが。

『帝都春暦』や『司書夢譚』などは、割と最近にさらっと書いた中編で、書くのにだいぶ慣れてきた頃のものだから、 あまり迷いがないのではなかろうか。 一方、『将軍放浪記』は事実上初めて書いた小説で、かなり書き直して、初期形態とはだいぶ変わってしまっている。