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ハリウッド映画やアメリカドラマでは、よく夫婦が離婚する。 離婚した状態で物語が始まる。 或いは別居中である。 仕事はできるが夫としては頼りない男が主人公で、 ヒロインは別れた妻で、 子供は妻に取られてて、 困難を克服して夫婦はふたたび仲直りする。というストーリーになっているのがすごく多い。 ナンデヤネン。
一方で、主人公が軍人の場合には(退役軍人をのぞく)、彼は理想的な男であり、良き夫であり、 妻とも子とも仲が良い。 しかし軍人なので家を離れがちであり、 しばしば愛する妻に電話した後に死んだりする。
この扱われようの違いはなんだとおかしくなる。
アメリカでは、軍人は頼りない夫であってはならない。 そんなストーリーはタブーなのだ。