不確定申告

tanaka0903

特務内親王遼子2

CGをすべて clip studio と blender に移行して、 autodesk sdk 由来のプラグインとかも使わずに、 まあ完全商用利用可能な態勢が整ったんで、 せっせと続編書いてCGも描いて、 kindle で出すことにした。

同人出版のラノベに見た目は非常に近いが、 内容は全然ラノベではない。 「青春ラブコメ・ハーレムもの」に分類することも可能かもしれないが、 たぶん違うと思う。 どちらかと言えば近代アジアの軍事・政治ものというか。 『ジャッカルの日』とかそんな感じ?

遼子のモデルは川島芳子なんですけどね、 バレバレだけど。 安彦良和の『虹色のトロツキー』の影響を受けてないとも言いがたい。 タプイェンなんて麗花の丸ぱくりだと言われればそうかもしれん(麗花は李香蘭こと山口淑子がモデルであるという)。 まあそこはオマージュってことで。 いずれにせよ『虹色のトロツキー』なんてマイナーな漫画、 一般人が読んでおもしろいともおもえんよなあ。

世の中に受け入れてもらえるのかどうかしらん。 ていうか、変に狙い過ぎ、はりきり過ぎてて外してなきゃいいなと思う。

まだ続きがあるんで、実はストーリーはもうラストまでだいたい考えてある。 勘の良い人(近代中国史に詳しい人)ならもしかすると部分的には予測つくかも。 完全なフィクションですがね(一応のお断り)。 『虹色のトロツキー』のオチとはだいぶ違うと思う。 まあ、これまで書いてきた小説の同工異曲なんで、類推は可能なんだが、 そこまで読んでくれている読者がいるとも思えん。

安彦良和はおもしろいよね。 『王道の狗』『三河物語』『クルドの星』あたり。 『麗島夢譚』は連載中だが、微妙。 安彦良和はおもしろいのとおもしろくないのがあるから困る。 日本神話ものはたいていおもしろくない。 近代史がわりとよく、古代史や神話ほどつまらない傾向がある。 『アリオン』も話としてはつまらない。 『アレクサンドロス』は読んでみたいがつまらなかったらどうしようって感じ。 外れなにおいがする。