不確定申告

tanaka0903

紆余曲折と試行錯誤

昔,斉の国に恒公という王が居て(笑), 管仲が宰相になったのだが, 恒公は管仲の諫めを聞かず, 何度も軍備を増強し,宋や魯などの隣国と戦争をして負け続けた. ついに魯の宰相の曹沫に,会盟の場で懐に忍ばせた剣を突きつけられ, 領土を割譲する約束をさせられた. たぶんこれで恒公も懲りたのか, それからは管仲の言う通りに政治を行なうようになり, ついには春秋の覇者の一人となった. で,管仲が宰相となってから,恒公が覇者となるまで, なんとも長い期間,紆余曲折と試行錯誤を経ている. 上司を説得するというのはこうまでたいへんなことなのだろうか.