梓巫市子並憑祈祷孤下ケ等ノ所業禁止ノ件
慶応四年、「神仏判然令」。 明治三年、「陰陽寮」廃止。 明治四年、廻国聖(山伏?)、普化宗(虚無僧)廃止。 明治五年、修験道廃止令、修験者(山伏)を天台宗か真言宗に帰属させる。 明治六年、梓巫市子並憑祈祷孤下ケ等ノ所業禁止ノ件。
「梓巫」は「あずさみこ」と読むらしい。 「梓巫子」とも。 「市子」(いちこ)は梓巫女にほぼ同じ。 歩き巫女
我が子は十余になりぬらん 巫(こうなぎ)してこそ歩くなれ 田子の浦に潮踏むと いかに海人(あまびと)集うらん まだしとて 問いみ問わずみなぶるらん いとおしや
「憑祈祷」 これはそのまんまか 憑依 鎮魂帰神。神懸かり。 『英霊の声』川崎君。
「口寄せ」陰陽師が寄り人に物の怪を憑依させて口走らせること。 筆記するのは「お筆先」みたいなものか。 「神おろし」 トランス。エクスタシー。 入神、脱魂、恍惚、三昧、法悦。
「孤下ケ」(きつねさげ)。 「狐憑き」「稲荷下げ」