小林秀雄『本居宣長』二十三 契沖も真淵も、非常に鋭敏な言語感覚を持つてゐたから、決して辞書的な語釈に安んじてゐたわけではなかつたが、語義を分析して、本義正義を定めるといふ事は、彼らの学問では、まだ大事な方法であつた。ところが宣長になると、そ…
本居宣長は玉勝間(巻一、巻二)で、立田川というのは今の水無瀬川であると言っている。 竜田川というのは大和国竜田山を流れる川であるというのが定説で、 業平の伊勢物語第百六段に「昔、をとこ、みこたちのせうえうし給ふ所にまうでて、たつた河のほとり…
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