2013-09-07から1日間の記事一覧
業平集二番目の歌 桜の花盛りにひさしくまからぬ人のもとへまかりぬれば あだなりと名にこそたてれ桜花年にまれなる人も待ちけり といへば女かへし けふこずばあすはゆきとぞふりなまし消えずはあるとも花とみましや どこをどう読んでもこれは業平が久しぶり…
業平集冒頭、古今集871番、 二条のきさきのまだ東宮の御息所と申しける時に、大原野にまうでたまひける日よめる 大原やをしほの山も今日こそは神世のことも思ひいづらめ 直訳すれば、 「二条后がまだ東宮の御息所と呼ばれていたときに大原野神社に参詣した日…
古今和歌集 は醍醐天皇の勅令によって、 延喜五年に完成したことになっているのだが、どうもこれはおかしい。 まず、延喜五年では醍醐天皇は二十歳になったばかりで、勅撰集編纂を命じるはずがない。 普通二十歳くらいは和歌を一生懸命学んでいる年であって…