不確定申告

tanaka0903

2010-05-14から1日間の記事一覧

現代における和歌

景樹の言うように、和歌は口語に帰るべきであり、調べは言語によらず世界共通というのであれば、 今や世の中にはフォークもロックも歌謡曲もJPOPもある時代であるから、 和歌がそれらとがちんこで口語と調べで勝負すれば負けるに決まっている。 和歌は歌謡曲…

後水尾天皇

宗政五十緒「江戸時代の和歌と歌人」では後水尾に「ごみのお」とルビがふってある。 なるほど、ATOKでは「ごみずのお」でも「ごみのお」でも変換できる。 wikipediaは「ごみずのお」と仮名が振ってある。 どちらも許容されているということかな。 敢えて言わ…

ランチ

昨日は駅前のリンガーハットでラーメン・餃子ランチを食べた。 690円。 久しぶりに食べて満足。 今日は居酒屋の昼定食を食べてみたのだが、これはもう量が多いというだけで、 飯も茶も漬け物もおかずもとにかくまずい。 ひどい目にあった。 食べきれなくて残…

真淵と景樹

引き続き宗政五十緒「江戸時代の和歌と歌人」。 真淵の歌 大比叡や小比叡の雲の巡り来て夕立すなり粟津野の原 に対して景樹の歌 大比叡や小比叡の奥のさざなみの比良の高根ぞ霞そめたる を挙げて、「この二首を比較しても、景樹の才気は十分窺いうる」などと…

小堀遠州、長嘯子、烏丸光広

引き続き宗政五十緒「江戸時代の和歌と歌人」。 小堀遠州の 風冴えて寄せ来る波の跡もなし氷る入り江の冬の夜の月 を紹介しているが、これは定家の 駒とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮れ などの単なる模倣であって別段大した歌ではない。…

江戸時代の和歌と歌人

宗政五十緒「江戸時代の和歌と歌人」を読む。 やや古い本で、著者自身はすでになくなっている。 きわめて興味深い本ではある。しかし、いろいろな短編のエッセイを集めて大学の助成金で出版したものであって、 いわば一種の珍本のたぐいで、 まったく予備知…