不確定申告

tanaka0903

2010-03-19から1日間の記事一覧

小林秀雄 源氏物語

連休だがまったく予定がない。前倒しで仕事を片付けておくというのが一番生産的なのだが、あまりやる気にならない。 最近宣長関連を読んでばかりだったので桜の咲くのが妙に待ち遠しくなった。 「極道めし」を読むと卵かけご飯が食べたくなるようなものだ。 …

まし

ふと思ったのだが、吉田松陰の留魂録冒頭の 身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留置まし大和魂 ここで「まし」というのは通常は事実と反することを想像したり希望したりするものなので、 「まし」を古典文法どおりに解釈すれば「たとえこの身がくちても私の魂…

国意考

真淵が「にひまなび」と同じ頃に書いた國意考というものがあるが、 真淵の「大和魂」とはこの「国意」つまり「日本精神」というものを大和言葉に訳しただけのものではないか。 宣長がやった(と思われる)方法で、日本の古典の「大和魂」という用例からその…